北ミサイル発射 韓国軍当局「成功したようだ」 日本の衆院選や韓国大統領選にも影響

2012.12.12 14:53:05

 北朝鮮は12日午前、北西部の「西海衛星発射場」から、「人工衛星」と称する長距離弾道ミサイルを発射した。韓国軍当局は、ミサイルが予告区域に落下したとして「成功したようだ」との見方を示したと12日、産経新聞が伝えた。

同ミサイルの発射は、失敗に終わった4月に続いて今年2回目。

日米韓政府は「国連安全保障理事会決議違反に当たる」として強く中止を要求していたが、北朝鮮側は発射を強行した。安保理は直ちに4月の発射時を上回る強力な制裁の検討に入る見通しだ。北朝鮮側の激しい反発も予想され、朝鮮半島をめぐる情勢は一気に緊迫度を増すことになる。

16日の日本の総選挙や19日の韓国大統領選の行方にも影響を与えそうだ。

ミサイルは4月の発射の際に既に準備されていた予備機とみられる3段式。ただ、今回のミサイル発射をめぐっては、北朝鮮の朝鮮宇宙空間技術委員会が10日、ミサイル1段目の「操縦発動機系統の技術的欠陥が見つかった」として、発射予定期間を29日まで7日間、延長すると発表。また、11日にはミサイルが発射台から撤去されたとの情報も出ていただけに、予想外の発射となった。

北朝鮮は今回、国際海事機関(IMO)などへの事前通報を通じ、1段目は韓国西方沖の黄海、2段目はフィリピン東方沖の太平洋に落下すると予告していた。米国や日本、韓国は周辺海域などにイージス艦を派遣しミサイル探知や追尾を進めた。

北朝鮮は今年を「強盛国家」建設の年と位置づけるが、経済難克服のメドは立たず、政権を世襲した金(キム)正恩(ジョンウン)第1書記の正統性や求心力を高めることが最重要課題だった。年2度の発射に踏み切ったのも年内に失敗を取り返し、威信の回復を図る狙いからとみられる。

日本政府の発表によると発射時刻は午前9時49分。ミサイルは分離し、(1)9時58分に朝鮮半島の西約200キロの黄海(2)9時59分に朝鮮半島の南西約300キロの東シナ海(3)10時5分にフィリピンの東約300キロの太平洋上-にそれぞれ落下した。順に1段目、衛星カバー、2段目とみられる。

10時1分に沖縄県の上空を通過した。現時点で日本の領土・領海内で落下物は確認されていない。領域内に落下の恐れがなかったため海上自衛隊イージス艦の海上配備型迎撃ミサイル(SM3)と航空自衛隊の地対空誘導弾パトリオット(PAC3)による迎撃は見送った。

政府は午前10時50分から首相官邸で安全保障会議を開き、今後の対処方針を決めた。

 

 

 

 

 



キム・ヒョンジン 기자 khj@kjtimes.com
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