29日、総務省は、9月の完全失業率が5・0%となり、8月と比べて0・1ポイント低下し、3か月連続での改善と発表した。
また、厚生労働省が同日発表した9月の有効求人倍率は0・55倍で、8月に比べて0・01ポイント上昇し、5か月連続の改善となった。
完全失業者数は340万人で、前年同月比マイナス23万人で、年齢別では、15~24歳が同7万人減、25~34歳が同20万人減となるなど、若年層でのマイナスが失業率全体の改善につながったとみられる。
就業者数も、産業別で見ると、製造業で前年同月比5万人増の1066万人と、2008年4月以来、29か月ぶりに増加に転じた。経済の持ち直しによる好影響とみられる。