28日午前、沖縄県尖閣諸島・大正島沖の日本の接続水域に中国の漁業監視船2隻が入ったことを海上保安庁の巡視船が確認した。
第11管区海上保安本部(那覇市)によると、午前7時43分に中国の漁業監視船「漁政201」、同7時48分に「漁政310」が大正島の北西約44キロの接続水域に入った。
両船はその後、大正島周辺海域を離れ、午後8時現在、魚釣島北北西の接続水域内を領海線に沿って周回しており、領海内には侵入していない。漁政310はヘリコプター格納庫のシャッターを閉じており、ヘリを搭載しているかどうかは確認できないという。
同海保の巡視船が、領海に入らないよう両船に警告しているが、漁政310は「われわれは尖閣諸島を合法的に管理している」などと応答しているという。