【ソウル時事】民間人2人を含む4人が死亡した北朝鮮による延坪島砲撃から2年となる23日、韓国で犠牲者の追悼行事が開催された。島一帯では南北が兵力を増強しており、今も緊張状態が続いている。
ソウルで開かれた行事で、金滉植首相は「延坪島砲撃は1953年の(朝鮮戦争)休戦以後、最悪の挑発だ。わが軍は挑発に徹底的に対抗し、領土を守る」と強調した。延坪島では追悼式のほか、砲撃で破壊された住宅を保存した安保教育施設の完工式が行われた。
一方、韓国軍は23日、同島などで、北朝鮮による砲撃や奇襲上陸などを想定した訓練を実施した。北朝鮮の労働新聞は同日、「南朝鮮当局の挑発が強まるほど、延坪島の第2の火の海、ソウルの火の海につながる」と警告した。
時事通信 11月23日(金)16時57分配信