【ソウル時事】韓国大統領選の与党セヌリ党候補、朴槿恵氏ら与党議員は26日、朴氏の父、朴正煕元大統領による「維新クーデター」以後行われた弾圧の被害者に対し、名誉回復と補償を行う法案を国会に提出した。議員辞職を表明した朴氏が提出する最後の法案。
朴元大統領の独裁、民主化弾圧は朴氏の弱点。選挙戦で攻撃を受け続けており、朴氏は9月に記者会見して弾圧被害者に謝罪した。法案提出は、朴正煕政権に関する攻撃を少しでも和らげる狙いだ。公式の選挙戦が27日から始まるのを前に、中道層への支持拡大を図るため、朴氏が掲げる「国民大統合」の環境を整える意味がある。
時事通信 11月26日(月)15時22分配信