米国産豚肉の輸入が3倍以上急増した。来年、韓米自由貿易協定(FTA)が発効すれば、米国産の豚肉などはさらに価格競争力が強まると予想される。
農林水産食品部の農林水産検疫検査本部が24日に公表した資料によると、今年に入り今月上旬までに輸入された米国産豚肉は12万9975トンで、前年同期の3倍を上回った。
輸入全体量も前年同期の2倍を上回る32万9743トンを記録。このうち、米国産は39.4%を占めた。カナダ産の輸入は4万3924トンで2倍程度増加したほか、欧州産の輸入も大幅に増加した。
牛肉の輸入も前年同期比20%以上増加した。米国産は20.8%増の9万4384万トン、オーストラリア産は21.5%増の12万4857トンが輸入された。
豚肉と牛肉の輸入量が増えたのは昨年末に韓国で発生した口蹄疫(こうていえき)の影響で、韓国産の豚肉と牛肉の供給量が減ったためと分析される。そのため、来年まで輸入増加のペースが維持されるかは不透明だ。ただ、欧州連合(EU)に続き、米国との自由貿易協定(FTA)が発効されれば、関税優遇措置で例年よりは増えるとみられる。