韓国と北朝鮮が開城にある高麗時代の王宮跡「満月台」の緊急修復工事に着手した。
南北歴史学者協議会や国立文化財研究所関係者ら8人は24日、修復作業のため訪朝した。来月23日まで北朝鮮専門家らとともに水害被害を受けた遺跡を修復する。
満月台の南北共同発掘事業は韓国政府予算の南北交流協力基金が投入される代表的な交流事業。南北は2007年から発掘作業を進めてきたが、昨年の哨戒艦沈没事件を受けた同年5月の北朝鮮制裁措置で中断していた。
しかし、水害による被害が確認され、今回、修復作業に取りかかることになった。韓国政府は南北交流協力基金から2億7000万ウォン(約1800万円)の支援を決めている。