米国務省の国務次官(政治担当)に指名されているウェンディ・シャーマン氏は7日、北朝鮮政策の原則と関連し、「アメとムチの両方を駆使してアプローチすべきだ」と話した。
新しい国務次官への指名を受け、議会上院の公聴会で証言したもの。同氏はクリントン政権で対北朝鮮外交を統括する北朝鮮政策調整官を務めており、今回国務省ナンバー3に当たる国務次官に指名された。
北朝鮮に対しては、2005年の6カ国協議共同声明と非核化合意を履行すべきで、実践につながる行動が伴わない場合、対話自体しても意味がないと強調した。
また、後戻りできない方向で核兵器と長距離ミサイルプログラムを除去し、北朝鮮住民の人権を改善して国際社会との関係を正常化する選択をすべきだと指摘。そうでなければ、北朝鮮は今後も国際社会で孤立すると話した。ワシントン聯合ニュース