国際通貨基金(IMF)と世界銀行の年次総会に出席するため訪米中の金仲秀(キム・ジュンス)韓国銀行総裁は22日、物上昇率の目標値達成について、無理に進める意向がないことを明らかにした。 金総裁は今年の物価上昇率目標値4.0%の達成が難しくなる可能性があると発言したことについて「(物価上昇率が)目標範囲から外れる可能性があるという意味で、目標値を調整するという意味ではない」と説明した。 問題は費用をかけてでも目標に合わせるべきか、または政策をうまく組み合わせるべきかということだが、「経済に負担をかけることはできない」と述べた。その上で、「強烈な政策はいつも失敗した」とし、柔軟な対応の必要性を強調した。 また、「インフレは経済活動の結果だ。物価安定のためには、ほかにも目を向けなくてはならない」と指摘した。長期的にインフレを調整することが中央銀行の役割で、インフレ期待の抑制に向け金利正常化に向けたプロセスが必要だとの考えを示した。ワシントン聯合ニュース
米国務省の国務次官(政治担当)に指名されているウェンディ・シャーマン氏は7日、北朝鮮政策の原則と関連し、「アメとムチの両方を駆使してアプローチすべきだ」と話した。 新しい国務次官への指名を受け、議会上院の公聴会で証言したもの。同氏はクリントン政権で対北朝鮮外交を統括する北朝鮮政策調整官を務めており、今回国務省ナンバー3に当たる国務次官に指名された。 北朝鮮に対しては、2005年の6カ国協議共同声明と非核化合意を履行すべきで、実践につながる行動が伴わない場合、対話自体しても意味がないと強調した。 また、後戻りできない方向で核兵器と長距離ミサイルプログラムを除去し、北朝鮮住民の人権を改善して国際社会との関係を正常化する選択をすべきだと指摘。そうでなければ、北朝鮮は今後も国際社会で孤立すると話した。ワシントン聯合ニュース