ポスコが仁川・松島国際都市で建設を進めてきたグローバル研究開発(R&D)センターが完成し、4日に完工式が行われた。
同センターは、2008年に着工。地下1階・地上15階建ての研究棟、コンベンションセンター、レジデンス、実験棟の6の施設で構成される。ポスコ本社(慶尚北道浦項市)中心の鉄鋼技術研究から脱し、系列企業による技術革新の中心地としていく計画だ。製品開発初期からクライアントとの協力を強化し、トータルソリューションを提供するほか、次世代の革新的融合技術の開発を進めていく。
鄭俊陽(チョン・ジュンヤン)社長は式であいさつに立ち、他社に先駆けた創造的技術の確保なくしては、世界競争で勝利することもグローバル企業に成長することも不可能だとの考えを示した。研究開発を強化し、北東アジアの関門・松島で、グローバル鉄鋼メーカーとして未来の技術競争力をリードしていくと意欲を示した。