オーストラリアのギラード首相は4日、聯合ニュースとの単独インタビューで、ソウルで11~12日に開かれる20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)では世界経済の回復が主要議題として取り上げられるべきだとの考えを示した。また、世界経済の成長促進や雇用創出も集中的に協議されるべきだと述べた。 韓国でG20サミットが開催されることについては「非常にすばらしいこと」と評価し、それだけに今回のサミットに対する期待も大きいと話した。G20ソウル・サミットでは、先月開催されたG20財務相・中央銀行総裁会議で議論された銀行の自己資本規制、国際通貨基金(IMF)改革案が協議されるべきだとし、「同時に李明博(イ・ミョンバク)大統領のG20サミットのアジェンダを支持する」と強調した。 国際的な「通貨安競争」と関連しては、オーストラリア政府は豪ドルの変動相場制を導入する際、外国為替市場システムを重要に考えたと説明した上で、「これをグローバル市場に適用するには時間が必要だが、進展もみられなければならないと判断している」と述べた。現時点で豪ドルが高値をつけていのは、同国経済が世界金融危機から脱している事実を反映していると説明し、世界が必要としている天然資源を同国は多く保有しているとアピールした。 また、ギラード首相は両国の強固な友好関係を強調した。金融危機に世界が適切に対応する案を模索するG
ポスコが仁川・松島国際都市で建設を進めてきたグローバル研究開発(R&D)センターが完成し、4日に完工式が行われた。 同センターは、2008年に着工。地下1階・地上15階建ての研究棟、コンベンションセンター、レジデンス、実験棟の6の施設で構成される。ポスコ本社(慶尚北道浦項市)中心の鉄鋼技術研究から脱し、系列企業による技術革新の中心地としていく計画だ。製品開発初期からクライアントとの協力を強化し、トータルソリューションを提供するほか、次世代の革新的融合技術の開発を進めていく。 鄭俊陽(チョン・ジュンヤン)社長は式であいさつに立ち、他社に先駆けた創造的技術の確保なくしては、世界競争で勝利することもグローバル企業に成長することも不可能だとの考えを示した。研究開発を強化し、北東アジアの関門・松島で、グローバル鉄鋼メーカーとして未来の技術競争力をリードしていくと意欲を示した。