米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド2.2」を搭載した同製品は、韓国では7月末に発売され、約18万台が販売されている。3.7インチ液晶ディスプレー、クアルコム製1ギガヘルツプロセッサー、アドビシステムズのフラッシュ10.1採用など、基本的な仕様とデザインは「ベガ」と同じだが、日本の特性に合わせたアイコンデザインや日本語メニューなどを加えた。カラーはブラックとホワイトの2種類。
2005年11月に韓国メーカーで初めて日本の携帯電話市場に進出した同社は、これまでに7機種を投入し、約300万台を販売した。日本の市場規模は年間約3700万台で、2015年までにスマートフォン市場は全体の約4割を占めると見込まれる。
海外マーケティング本部の任聖宰(イム・ションジェ)専務は、同製品について「最新の技術や人間工学に基づいたデザインを取り入れた先端スマートフォン。日本の文化や感性もユーザインターフェース(UI)に反映した」と説明している。
パンテックは昨年、945万台の携帯電話を販売。ことしは輸出850万台と内需350万台の計1200万台販売、2兆1000億ウォン(約1517億円)の売上高を目指している。また、来年はスマートフォン20機種を国内外市場に投入する計画で、海外の大手キャリアと具体的な協議を進めている。
聯合ニュース