20日、中国青年報は「中国タバコに重金属=農業自然システムの安全問題を暴露」なる記事をを掲載した。
米ロズウェルパーク癌研究所研究員は中国製タバコ13ブランドを分析し、重金属の含有量がカナダ製タバコの2~3倍にも達すると発表した。含まれていたのはヒ素、カドミウム、鉛など、いずれも人体に多大な悪影響を及ぼす物質だ。
この研究結果は米健康政策誌「タバコ・コントロール」で発表されたが、中国タバコ業界にとってはまぎれもなくばつが悪いニュース。年間2兆本 以上のタバコが製造され、喫煙者が3億5000万人という中国では、喫煙や副流煙被害によって生じた病気で年間110万人が死亡して いるともいわれている。
タバコだけではなく、他の野菜もまた土壌から重金属という名の「毒素」を吸い上げている。
土壌の重金属汚染は化学肥料の過剰使用が原因の一つと考えられており、しかも有機肥料を使っても、重金属汚染から逃れる ことはできない。一部の小規模農家が使用するニワトリやブタのエサには、ヒ素を含む薬が加えられているためだ。これは寄生虫対策、 さらには肉の赤身を増すことが目的だという。