スカイダイビングで使うパラシュートに細工し、墜落死させたとして、殺人罪に問われた女(26)に対する判決公判が21日、ベルギー東部トングレンの重罪院であり、懲役30年(求刑無期懲役)の実刑判決が下された。
女はベルギー人のエルス・クロットマンス被告。地元報道によると2006年11月11日ごろ、被害者=当時(38)=のパラシュートのひもを切断し、1週間後に高度約4500メートル上空から降下した被害者は、パラシュートを開くことができずそのまま地面に落下死した。
女は被害者と同じスカイダイビングのクラブ所属で、被害者の交際相手だったインストラクターのオランダ人男性(25)と同時期に付き合い、被害者に嫉妬していたという。
被告は07年1月に逮捕されたが、一貫して無罪を主張。判決を不服とし、上訴する意向だという。