先週末、尖閣諸島の領有権をめぐって反日デモが相次いだ中国・四川省の徳陽市で23日、若者らがデモ活動を行ったが、30分ほどで解散させられた。徳陽市には日本の記者やカメラマンが今回のデモ取材のため入っていたが、このうち一部が公安当局に一時拘束されるなどし、取材を妨害されたという。今回のデモが報道される事に神経をとがらせているという。
また、湖南省長沙市や重慶市などでも武装警察を動員するなどして厳重な警戒態勢を敷いた。
中国人権民主化運動情報センター(本部香港)によると、徳陽市や長沙市では学生らがデモに参加しないよう、小学校から大学まで週末に臨時授業を実施。。
北京市では日本大使館の周辺で警備が強化したほか、市民ボランティアの人々が街中に配置され、デモの動きに目を光らせた。