北朝鮮のテレビ番組に米国の代表的な人気キャラクター「ミッキーマウス」が描かれたリュックサックを背負った子どもが登場した。
北朝鮮の朝鮮中央テレビは9日、「孤児たちのお母さん」と題し、キム・チュノクという女性を紹介した。同番組でウォールト・ディズニーの人気キャラクター「ミッキーマウス」が描かれたリュックサックを背負った男児の姿が流れた。
番組ではキム氏が1996年に始まった「苦難の行軍」の時期以降に、炭鉱村などで親を失った子どもを引き取ったと説明。計画を上回る石炭を生産した平安南道順川市の炭鉱で働く鉱夫数十人はキム氏の世話を受けたと伝えた。
番組では「ミッキーマウス」のリュックサックの子どもが鉱夫の幼年時代の姿なのか、キム氏が現在面倒を見ている孤児の1人なのかは説明しなかった。
米政府系放送局のラジオ自由アジア(RFA)も昨年9月、中国産とみられる「ミッキーマウス」リュックサックを背負った北朝鮮の女児の姿を、当時訪朝したロシア人が撮影した写真として報じた。
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