埼玉・入間市の小学校で、男性教諭(59)が自ら作成した「セクハラサイコロ」なるものを使い、6年生の児童に対し罰と称してキスをしたり抱きついたりしていたことがわかった。
入間市の小学校などによると、この学校で6年生のクラスを担任する同教諭は、トイレのサンダルをそろえなかった児童らに自ら作ったサイコロを振らせ、「キス」や「ハグ」など出た目に書かれた内容を罰として行っていた。ほかにもサイコロには「鼻くそ」や、顔と尻を触る「顔ケツタッチ」、「先生とずっと恋人」と宣言して指切りをする「恋人指切り」などと書かれた目もあったという。 問題を訴えた保護者に、男性教諭は「サービス精神でやった」などと説明していた。男性教諭は、去年3月まで勤務していた他の小学校でも、同サイコロを使っていたという。
小学校の校長は、「あってはならないこと。保護者、子供たちにイヤな思いをさせたことは、校長として深く申し訳ない気持ちでいっぱいです」と話した。小学校は25日、保護者会を開いて説明した上で、謝罪したという。