モンゴルを訪問中の李明博(イ・ミョンバク)大統領は22日、エルベグドルジ大統領と首脳会談を行い、エネルギー・資源分野での協力を大幅に強化することで合意した。
協力強化に向け、両国の関係を「善隣友好協力パートナー関係」から「包括的パートナー関係」に格上げし、具体的な協力指針を盛り込んだ中期行動計画も採択した。
握手する李大統領(左)とエルベグドルジ大統領=22日、ウランバートル(聯合ニュース)
行動計画には▼モンゴルのマンション10万戸建設計画への韓国企業の参加▼鉱物資源の共同開発▼資源・エネルギー共同委員会の定例化▼相手国の労働者の権益保障▼医療分野の人的交流と技術伝授――などの内容が含まれている。
また、鉱物資源の共同開発に向け、知識経済部とモンゴルの鉱物資源・エネルギー省が資源エネルギー共同委員会を設置し運営する一方、火力発電および再生可能エネルギー分野の企業・技術交流拡大などの内容を盛り込んだエネルギー・資源分野了解覚書(MOU)も締結した。
両首脳は、農業分野と保健医療分野での実質的協力を強化し、航空路線増便などを通じ人的交流、文化・教育分野の交流を拡大することでも合意した。
李大統領は「モンゴルの民主主義強化と市場経済発展に向けた支持と支援を惜しまない」との考えを示し、基盤施設、保健医療、情報技術、大気汚染減少などの分野での開発援助事業を持続的に推進することを約束した。
このほか、両首脳はモンゴルの国立検診治療センター設立事業が両国間の公的開発協力の模範ケースとなるよう努力することで一致した。北朝鮮核問題など朝鮮半島情勢と関連しては、北朝鮮の非核化と持続的な南北対話の必要性について認識を共有した。