外国人観光客に「言葉の壁」なく秋田県内を観光してもらおうと、県観光課はこのほど、アンドロイド対応スマートフォン用の多言語ナビゲーションシステム「言の葉ナビ」の運用を始めた。英語、中国語、韓国語の3言語に対応する。全国で初めての試みという。
「言の葉ナビ」は秋田市提供のナビゲーションシステム「おもてナビ」に追加搭載する形で運用。起動して選択するとコールセンターに電話がつながり担当員が飲食店員や観光施設職員らの話を通訳したり、観光情報の提供、トラブルの相談などに応じる。「おもてナビ」に搭載することでコールセンターの存在が観光客に伝わりやすくなり、気軽に使ってもらえるのがメリット。
対応時間は基本的に午前10時~午後8時(無休)。12年3月までは通話料無料の予定(コールセンターに直接電話すると有料)。JR秋田駅内の秋田市観光案内所などでスマートフォンの無料貸し出しも行う。
今後は3カ国語のホームページを開設して観光情報と共に周知。インターネットで「言の葉ナビ」をダウンロードできるようにする。