現代・起亜自動車は今年の海外生産が史上初めて300万台を突破する見通しとなった。これは昨年に比べて21.8%も多い数で、また来年は海外生産が国内生産を上回る可能性もあるという。
韓国自動車工業協会が25日に発表したところによると、両社が今年11月までに海外の工場で生産した自動車の台数は287万5399台で、これは前年同期比で21.8%のプラスだ。この流れが続けば、今月末時点で海外での生産台数は305万台を上回るものと見込まれている。現代・起亜自による海外生産は2006年に100万台、昨年は200万台をはじめて突破したが、それからわずか1年で100万台をさらに上乗せするに至った。とりわけ中国、米国、インド、トルコ、チェコ、ロシアの6カ国に工場を保有する現代自は、先月末時点での海外生産は過去最大の200万台近くに達している。
現代・起亜自は海外進出が順調に進んでいることを受け、今年下半期以降は海外での生産台数が史上初めて輸出を上回った。先月までの海外での生産台数は287万5399台、韓国国内で製造・輸出された台数は285万5399台だった。
海外生産拡大のペースは今後も続きそうだ。韓国自動車工業協会は現代・起亜自による来年の海外生産を335万台と見込んでいる。これは今年に比べて9.8%多い数だ。