「開かずの踏切」による渋滞を解消するため、「JR東日本」は7日、中央線の線路を高架にする工事を終えた。これにより、東京駅から立川駅までの踏切はすべてなくなった。 JR中央線・三鷹駅と立川駅を結ぶ約13キロの区間には、多くの列車の通過を待つ「開かずの踏切」がいくつもあり、交通渋滞を引き起こしていた。そのため、JR東日本と東京都は、渋滞の解消を目指して99年から線路を高架にする工事を進めてきた。事業費1700億円以上の工事は、国立駅と西国分寺駅の間で7日朝に終了し、これまで残っていた5か所の踏切はすべて廃止された。 JR東日本は、踏切での渋滞の解消や安全性の向上につながると期待している。
7日、大阪市交通局は市営地下鉄谷町線の最終電車を終点の八尾南駅で点検した際、車内で寝ていた20歳代の女性乗客に気付かず、始発までの約4時間半、車内に閉じ込めていた、と発表した。 女性の健康に問題はなかったが、同局は運転士(37)と車掌(34)らについて、適切な車内点検を怠ったとして処分を検討する。 発表によると、同日午前0時15分頃、大日発最終電車(6両)が八尾南駅に到着。運転士と車掌、駅員2人の計4人が車内を調べたが、5両目の女性に気付かずにドアを施錠、電車を留め置いてホームを離れた。 同4時40分頃、この電車の出庫点検をしていた別の運転士が女性を発見。女性は直前に目覚めたといい、「寝入ってしまい、目覚めたら座席で横になっていた」と説明した。同局は女性に謝罪した。 内規では、点検は車内を歩いて行うことになっている。同局は、運転士らが他の車両の酔客らに対応していて5両目の確認を怠った、としている。
俳優のカン・ジファンが、主演映画「7級公務員」の日本公開(12月18日)を控え、PRに余念がない。 カン・ジファンは先月19日から今月5日まで東京グローブ座で行われた10回の試写会に出席。9~11日には、名古屋、大阪、福岡での試写会でも舞台あいさつを行う予定だ。 「7級公務員」は、互いに正体を知らない国家情報院特殊要員同士の愛をコミカルに描いた作品。昨年の韓国公開で400万人の観客を動員し、ことし3月に第2回沖縄国際映画祭で長編プログラムLaugh部門に招待された。 聯合ニュース
これまでさまざまな作品で「イケメン」ぶりを遺憾なく発揮してきた俳優カン・ドンウォンが、新作「超能力者」(韓国内10日封切)で美男俳優の看板を自ら下ろした。 演じたのは、超能力を持っているが不幸な人間、「超人」。奇怪な表情と邪悪な目つき、髪型はいわゆる「おばさんパーマ」で、足を引きずっている。また別の超能力者、イム・ギュナム(コ・ス)とは対照的だ。先ごろ江南のオフィスで会ったカン・ドンウォンは、「見た目が崩れることはまったく気にしていなかった」と語った。 物語は暗い。父親殺害という内容に、主人公らの置かれた状況も良くない。スクリーンは憂うつな灰色をしている。カン・ドンウォンは、キャラクターの新鮮さと脚本に引かれ、出演を決めたという。ホン・ギョンピョ監督がかかわった作品にこれまで2本出演しており、「監督のほうが、僕の顔を崩してやるとおっしゃった」と笑う。歩き方やまなざしで、傷を抱えて生きていく超人を表現した。特異なキャラクターのため、斬新ながらも分かりやすく表現しようと、役作りに悩んだという。 「超人は無心だけれど、いつでも人々を思いのままに動かすことができるので、基本的に相手を見下しています。表情から始まり、全般的なせりふのトーンなど、ディテール部分まで決めていきました。足を引きずっていたら、ちょっと腰が痛くなりました(笑)」。 映画「義兄弟 SECRET REUNION」出演
警視庁が情報流出防止目的に随時行っているパソコン使用に関する調査で、所轄の警察官がファイル共有ソフトを使っていたことが明らかになった。私有パソコンだったが、内部規則で同ソフトの使用を禁止していた。同庁は国際テロに関する公安部外事3課などの内部資料とみられる文書が流出したケースとは無関係としている。 警視庁情報管理課によると、10月中旬、自宅で使用しているパソコンからファイル共有ソフトが見つかった。このパソコンには捜査情報などは入っていなかった。ウイルス感染や情報流出もなかったという。 警視庁は07年、北沢署地域課巡査長(当時)の私有パソコンからファイル共有ソフトを通じて捜査情報など約1万件のファイルが流出した問題を受け、私有パソコンでファイル共有ソフトを使うことを禁止。実態調査として、ソフトの使用の有無などを報告させている。
ズワイガニ(松葉ガニ)漁が6日、解禁され、初競りでは兵庫県内の最高値は香美町の柴山港で水揚げされた雄ガニに、前年と同額の1匹11万220円の値が付いた。 雌の最高値は、同町の香住漁港で1匹2749円と前年を251円下回った。 県但馬水産事務所のまとめによると、柴山港以外の但馬地方の各水揚げ港で、雄1匹あたりの最高値は、浜坂3万円、津居山2万6000円、香住2万4000円だった。 初競りに参加のため、帰港した底引き網漁船は計50隻だった。
中国・広州で開催される第16回アジア競技大会で24年ぶりの金メダルを狙うサッカー韓国代表が、8日午後5時(韓国時間)から北朝鮮と1次リーグ初戦を戦う。大会に出場する韓国選手団のうち最初の試合ともなるだけに、勝敗が選手の士気にも影響しそうだ。 韓国は、所属するASモナコに大会出場を反対されていたFWの朴主永(パク・チュヨン)が紆余(うよ)曲折の末に参加できることになったが、8日午後に広州入りするため北朝鮮戦には出場できない。一方、北朝鮮は先のワールドカップ(W杯)に出場した選手が10人含まれており、事実上、今大会の最強チームと評価されている。 洪明甫(ホン・ミョンボ)監督は7日の練習後、「韓国チームはベスト11がない。スタメンで出場する選手がいるだけ」だと述べ、当日のコンディションや戦術などに合わせて先発を決めると説明した。 だが、4日に日本・沖縄で行った現地プロチームとの強化試合、7日の最後のトレーニングなどを考慮すると、初戦先発メンバーの輪郭が見えてくる。 4日のFC琉球との試合には、FWに池東ウォン(チ・ドンウォン、全南)と朴喜成(パク・ヒソン、高麗大)が出場し、金甫ギョン(キム・ボギョン、大分)、チョ永哲(チョ・ヨンチョル、新潟)、具滋哲(ク・ジャチョル、済州)、金正友(キム・ジョンウ、光州)がMFに置かれた。DFには尹錫栄(ユン・ソクウォン、全南)、金英権(キム
ソウルで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット、11~12日)開幕3日前の8日から、仁川、金浦、金海、清州、済州の5空港の航空保安等級が最高レベルの「深刻」に格上げされる。国土海洋部が7日に明らかにした。 主要空港の保安等級が「深刻」に格上げされるのは初めて。平時の保安等級は国家航空保安偶発計画に基づき、平時(Green)、関心(Blue)、注意(Yellow)、警戒(Orange)、深刻(Red)の5段階に分類される。 「深刻」の段階では、乗客のボディチェックと手荷物開封検査を全体の50%で実施し、委託手荷物も全体の30%を開封検査するなど、「警戒」よりも22の保安措置が追加される。 仁川空港公社は、保安等級の格上げに伴い、搭乗手続きに時間がかかるため、余裕を持って空港に到着するよう利用客に呼びかけている。…
欧州連合(EU)欧州委員会のバローゾ委員長は先ごろ聯合ニュースとのインタビューに応じ、今週ソウルで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)では、持続的な経済回復に対する強固な実践計画(アクションプラン)の発展を最優先議題にすべきだと指摘した。同氏はファンロンパイEU大統領(首脳会議常任議長)とともに、27加盟国を代表しサミットに出席する。 バローン委員長は、G20の核心議題に関連し「持続的な経済回復に対するしっかりしたアクションプランを発展させることが最優先の議題になるべきだ。堅固で均衡の取れた持続的な成長のための枠組みを実行することが主要目標」だと強調した。 このほかにも▼国際金融機関の改革▼世界貿易機関(WTO)新多角的貿易交渉(ドーハ・ラウンド)の進展▼メキシコ・カンクンの気候変動枠組み条約第16回締約国会議(COP16)の成果保証▼開発途上国支援の具体的な成果導出――などをサミットの主要議題に挙げた。 G20については、国際的な経済協力を議論する最高の会議体に発展したとし、特に主要8カ国(G8)以外の国がG20サミットの議長を務めるのは韓国が初めてだと高く評価した。 G20の役割と関連しては、今や当面の危機対応から長期的な経済調整プロセスに焦点が移っていると規定し、国際経済をリードする国々が経済ガバナンスに協力し続けられることを保障することが課題だ
北朝鮮の趙明禄(チョ・ミョンロク)朝鮮労働党政治局常務委員(国防委員会第1副委員長)が6日に心臓病のため死去した。朝鮮中央通信が7日に報じた。 朝鮮労働党中央委員会、中央軍事委員会、国防委員会、最高人民会議常任委員会は、金正日(キム・ジョンイル)総書記を委員長とする大規模な葬儀委員会を構成した。 同氏は空軍司令官を経て、1995年に朝鮮人民軍の総政治局長に任命された。1998年に国防委員会第1副委員長に昇格、金総書記に次ぐ実質的な軍のナンバー2として活動した。2000年には金総書記の特使として訪米し、当時のクリントン大統領と会談。同年の南北首脳会談では宴会などにも姿を見せた。 しかし、2006年から健康が急速に悪化し、2007年からは事実上公開活動を中断した。…
女性や子どもに対する暴力をなくそうと、夫や恋人から暴力を受けた経験がある女性や支援者たちが7日、東京都内をパレードし、「暴力のない社会をつくろう」と訴えた。 このパレードは、夫婦間などでの暴力「ドメスティックバイオレンス」や児童虐待の問題に取り組んでいる団体などが呼びかけて行われたもので、夫や恋人から暴力を受けた経験がある女性や支援者など200人余りが参加した。参加者は、運動のシンボルカラーの紫色の服を着て、東京・港区の表参道などおよそ2キロを30分余りかけてパレードし、「暴力は愛じゃない」、「暴力のない社会をつくろう」などと訴えた。去年、全国の警察に寄せられた夫婦間の暴力の届け出や相談は、あわせて2万8000件余りと、過去最多。 内閣府の調査によると、夫から暴力を受けた女性の半数以上が誰にも相談できずにいるということだ。パレードの実行委員長の松元千枝さんは「被害者は、独りで閉じこもってしまうが、独りじゃないということを知ってほしい。暴力の被害は身近に起きている問題なので、もっと社会全体で考えてほしい」と語った。
秋田県北秋田市の病院でインフルエンザの集団感染で6人が死亡したことをうけ、病院が7日、記者会見し、最初の死者が出たあと秋田県への報告が2日後の今月2日だったことについて「感染が急速に広がり、患者の対応を最優先させたため、報告の余裕がなかった」と釈明した。 北秋田市の鷹巣病院では、先月下旬から、患者や職員が発熱やせきなどのインフルエンザの症状を相次いで訴え、先月31日から今月5日までの6日間に6人の入院患者が死亡。病院は午後5時すぎから会見したが、テレビカメラでの撮影は認めなかった。会見で病院側は、先月31日に最初の死者が出たあと、秋田県への報告が2日後の今月2日だったことについて「はじめは軽症だったが、その後、感染者が急増し、患者の対応を最優先させたため、報告の余裕がなかった。今月2日の午前中に3人が亡くなり、驚いてすぐに報告した。できるかぎりのことはやった」と述べた。また、感染は病院内の4つの病棟のうち1つの病棟を中心に広がり、現在は症状の出ている患者を隔離しているほか、新たな入院患者を受け入れないなどの対策を取っているという。 一方、秋田県では、病院でインフルエンザの症状を訴えている患者は、7日の時点で24人で、重い症状の患者はいないという。秋田県は、院内で感染拡大を防ぐ措置が十分取られていたかなどを調べるため、近く病院の立ち入り検査を行う方針だ。
群馬県桐生市の小学6年生児童が先月23日に自殺し、家族がいじめが原因と訴えている問題で、学校がいじめがあったと認めることが7日、市教育委員会関係者らへの取材で分かった。 市教委は8日に臨時会を開き、学校から提出のあった報告内容を教育委員に説明する。自殺との因果関係については、遺書が見つかっておらず、踏み込まない見通し。 学校はこれまで、校長が記者会見や保護者会で、いじめについて「把握できていない」として認めていなかった。 学校から児童のアンケートや教諭、保護者らからの聞き取りに基づいた報告の提出が市教委にあった。 市教委関係者らによると、明子さんの学校生活を巡り、9~10月、給食の時間に同級生がグループで机を寄せ合っている中で、一人で食べるなど無視される状態が継続していたことや、「臭い」「近寄るな」などの言葉の暴力を受けていたことが確認できたとし、こうした点を踏まえ、学校は「いじめはあった」と認定したとみられる。 学校は8日午後、こうした内容や再発防止策などを両親に伝え、保護者会で説明する。 市教委関係者は、「いじめの実態があったことは、認めざるを得ない」「給食時に一人にさせていたことは異常。この事態をとらえて、いじめがなかったとは言えない」などと話した。また、別の関係者も「文部科学省のいじめの定義に照らせば、いじめだ」と述べた。
5~7日までに行われた全国世論調査(電話方式)で、菅内閣の支持率は35%となり、前回調査(10月1~3日実施)の53%から急落した。 参院選直後調査(7月12~13日実施)の38%をも下回り、発足以来最低となった。不支持率は55%(前回37%)で、支持率を逆転した。 尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件や円高・デフレの経済情勢、小沢一郎・民主党元代表の「政治とカネ」の問題への対応などで不満が高まり、内閣支持率を一気に引き下げた。菅首相は厳しい政権運営を強いられることになりそうだ。 政党支持率では民主は28%(前回36%)に落ち込み、自民は23%(同16%)に上がり、民主党政権の外交・安全保障政策については、不安を感じるという人が91%(同84%)に上昇した。 具体的に聞くと、中国漁船衝突事件を巡る菅内閣の一連の対応を「評価しない」との回答は82%だった。事件の模様を撮影したビデオ映像がインターネット上に流出したが、政府は事件のビデオを国民に公開すべきだと思う人は83%に上った。公開を避けてきたことへの強い不満が明らかとなった。 ロシアのメドベージェフ大統領が北方領土の国後島を訪問したことを「問題だ」と思う人は68%だった。政府は駐ロシア大使を一時帰国させたが、「さらに対抗措置をとるべきだ」と思う人は48%で、「この程度でよい」26%、「その必要はない」15%となった。…
俳優のカン・ジファンが、主演映画「7級公務員」の日本公開(12月18日)を控え、PRに余念がない。 カン・ジファンは先月19日から今月5日まで東京グローブ座で行われた10回の試写会に出席。9~11日には、名古屋、大阪、福岡での試写会でも舞台あいさつを行う予定だ。 「7級公務員」は、互いに正体を知らない国家情報院特殊要員同士の愛をコミカルに描いた作品。昨年の韓国公開で400万人の観客を動員し、ことし3月に第2回沖縄国際映画祭で長編プログラムLaugh部門に招待された。 聯合ニュース