韓国銀行の金仲秀(キム・ジュンス)総裁は11日、外国人資金の流入が韓国金融市場をかく乱する要因になりかねないとの懸念を示した。ソウル・三成洞の総合展示場・COEXの20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)メディアセンターで、「グローバル金融危機以降の韓国経済」をテーマにした会見で明らかにした。 金総裁は、外国人投資家のポートフォリオ資金が頻繁に流出入すると、為替レートや株価など市場価格を動かすかく乱要因として作用する可能性があると指摘。通貨政策の運用方針と関連し、外貨と金融市場の変動性拡大可能性にも留意するとの考えを示した。 国際金融セーフティーネットを強化しながら、短期外債がかさむのを防ぎ、資本流出入が拡大する余地を減らす必要があるとしながら、中長期的には外為市場の基盤拡充など、資本流出入の衝撃を吸収できる力を高めていかなければならないと強調した。 また、韓国の経済成長率はことし6%前後、来年4%半ばの「堅調な水準」になると見通した。消費者物価上昇率は、来年は当初予想を上回り、3%中盤まで高まるとの見通しを示した。経常収支は内需回復と商品およびサービス収入増加で、黒字規模が縮小すると予想した。…
11~12日にソウルで開催される20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)の会場とメーンプレスセンターがある三成洞の総合展示場・COEXは「韓国文化の競演場」となっている。 プレスセンターには韓国文化を紹介する広報映像が流れ続け、カフェテリアとなりには韓国作家の作品の翻訳版が無料で配布されている。このほか、韓国の民族衣装「韓服」を着てみることができる体験館や全国の文化遺産を紹介する3次元立体(3D)映像上映なども設置し、短いサミット期間中に各国の代表団や記者が韓国文化に触れることができるよう配慮した。 広報映像「持続する韓国の声」は、プレスセンターのカフェテリア向かいにある大型スクリーンで上映されている。映像は4部門構成で、雪岳山や漢拏山など自然環境、韓流ブーム、ソウルの躍動的な姿を紹介。韓国の厳しい歴史とそれに屈しない開拓精神、未来の世代のためのグリーン成長戦略をアピールしている。G20準備委員会は、重要場面をあしらったはがきセット(4枚組み)を記者に無料で配布している。 プレスセンター入り口には、「メディア瞻星台(新羅時代の天文台)」が設置された。韓国の伝統的な建築美学と現代技術の調和を象徴している。COEX内の公演会場では、G20代表団のためにノン・バーバルパフォーマンス「NANTA(ナンタ)」も上演される。カナダのハーパー首相夫人も11日に同公演を観覧する
昨年11月に日本人観光客ら計16人の死傷者を出した釜山・実弾射撃場火災と関連し、国立科学捜査研究所が、流れ弾による発火は難しいとする鑑定結果を示した。弁護側は10日の控訴審後半で、これを踏まえ、被告人、射撃場代表理事の無罪を主張した。 検察はこれに先立ち、現場鑑識と監視カメラ分析を土台に、射撃後に流れ弾が火薬粉末などの可燃性物質に引火し火災が発生したと結論付け、射撃場経営者と管理人にそれぞれ禁固4年を求刑した。一審では両者にそれぞれ禁固3年の判決が言い渡されており、科捜研の鑑定が控訴審でどの程度反映されるかが注目される。 弁護側によると、科捜研は3つの条件で発火実験を実施した。1つ目の実験では、15メートル離れた地点から火薬の粉末30グラムをまぶした鉄板に射撃を行ったところ、2発目の弾丸で発火した。2つ目の実験は、問題の射撃場内部と同様、厚み6ミリメートルのゴム板を当てた鉄板に向け射撃し、6発目で発火した。3つ目の実験は、ゴム板を当てた鉄板にやや斜めに射撃し、流れ弾が火薬粉末を刺激するようにしたが、10発の射撃いずれも火がつかなかった。 弁護側は、被告人は射撃場代表理事だが、具体的に管理を指示していなければ刑事責任を負うことはできないと指摘。科捜研が「流れ弾では発火しない」と鑑定しており、経営者の注意義務違反と火災の因果関係は成立しないとし、無罪を主張した。 昨年1
広州アジア大会の開幕を12日に控え、8年ぶりの優勝を狙う韓国野球代表チームが現地入りした。 チョ凡鉉(チョ・ボムヒョン)監督率いる選手24人は10日午後、バスケットボール、バレーボールなど8種目140人余りの選手団とともに、広州白雲国際空港に到着した。チョ監督は取材陣に対し、選手らは最初は体が重そうに見えたが、約2週間のトレーニングを経て野手を中心にコンディションが良くなったと述べた。日本が手強いと分析されるが、しっかり準備し良い成績を出したいと決意を示した。 看板打者の秋信守(チュ・シンス、クリーブランド・インディアンス)をはじめ、日本シリーズ優勝の立役者となった金泰均(キム・テギュン、千葉ロッテ)や「打撃7冠王」の李大浩(イ・デホ、ロッテ・ジャイアンツ)、国内代表エースの柳賢振(リュ・ヒョンジン、ハンファ・イーグルス)ら、国内外で活躍する選手も相次ぎインタビューで抱負を語り、空港を後にした。 韓国野球は4年前のドーハ大会で優勝を狙ったものの台湾に破れ、社会人野球選手で固められた日本にも敗北し、銅メダルに終わった。今大会では必ず雪辱を果たし、金メダルを取る覚悟だ。 選手らの士気も高い。今大会で金メダルを取れば兵役特例が適用される秋信守ら11人の選手は、激しい闘志でチームに活力を吹き込んでいる。 韓国は13日、金メダルを争う台湾とB組予選リーグ初戦を戦う。台湾は
広州アジア大会は10日、開幕に先立ちサッカー1次リーグが行われ、C組第2戦で韓国がヨルダンと対戦。4-0で圧勝した。 北朝鮮との初戦に破れ黒星発進の苦杯をなめた韓国だが、この日は主将・具滋哲(ク・ジャチョル、済州)が前半に2得点したほか、金甫ギョン(キム・ボギョン、大分)とチョ永哲(チョ・ヨンチョル、新潟)がそれぞれ後半にゴールを決め、勝ち星を挙げた。 これで韓国は、1勝1敗(勝ち点3)。13日に1次リーグ最終戦をパレスチナと対戦する。パレスチナはC組最弱と評価される。各組2位までが決勝トーナメントに進出できるが、韓国は無難に駒を進められそうだ。…
韓国では、近頃コスプレバーが流行している。バーはルームサロンに比べ、比較的に安値で飲酒を楽しめるが、女性との接点では少し味気ない部分があるのは事実だ。女性との接点部分ではバーテンダーとの会話が唯一。 しかし、この様な物足りなさに対し、韓国の飲酒店関係者たちはバー自体をさらに独特なコンセプトを持たせ、男性の心理的な空虚感を満たす事で事業を拡大しようと言う戦略に出ている。その中でも代表的なものがコスプレバーだ。 コスプレバーはバーテンダーがアニメの登場人物の格好で接客すると言う。衣装も最大限セクシーさを強調するなど、男性の物足りなさを埋め合わせるものになっている。 kjtimesニュースチーム/news@kjtimes.com…
日本の国民的アイドルグループ・嵐の櫻井翔の妹で日本テレビの記者として勤務している櫻井舞が、霞が関の中でもっとも情報管理が厳しいと言われる国税庁の記者クラブに配属されたと11日の週刊現代が報じた。 「東京地検特捜部と国税庁担当を兼任していた日本テレビ記者の後任として、アイドルグループ『嵐』のメンバー、櫻井翔の妹が配置された。一目見ようと名刺交換の機会を心待ちにしている記者もいるほど話題になっている」と関係者の話を引用し報道している。 日本テレビに総合職として入社している櫻井舞は、父親が総務省のキャリア官僚をしていることから、入社当初は「地デジ対策のコネ入社」と批判の声が挙がっていた彼女だが、入社後は「物腰が柔らかく、愛想もよくて社会人として期待できる」と評判は上々だ。 櫻井の実妹は2009年4月から総合職で入社、記者トレーニングを受けながら、10月中旬から現在の部署に配置されたようだ。 担当するのは、各社のエース級記者が集まる東京地検特捜部と、霞が関の中で情報管理が最も厳しいとされる国税庁。こと特捜部においては、事件記者の経験が乏しい中でヘビー級の案件を担当するだけに、「アイドルの妹という話題性を以てしても、ネタは簡単に取れない」とライバル記者からは厳しい言葉が出ている。 一方の国税庁記者クラブは、反応が少し違う。実はいま、国税庁記者クラブに加盟するテレビ5社のうち、4社が
11日発売の「週刊文春」で「女が嫌いな女ランキング」が発表された。昨年、V3を達成した沢尻エリカがついに2位に転落。沢尻を押さえて、圏外から初の1位になってしまったのは谷亮子議員だ。 谷議員はこれまで柔道と子育てを両立して応援の声が多かったが、議員に立候補したことどかなり批判を浴び、どれも中途半端になってしまったことからやはり女性から嫌われてしまった模様だ。 そして、1位の谷亮子を筆頭に、“タレント候補”から当選した議員が多数ランクインした。 芸能人では、お馴染みの沢尻、和田、久本らの名前が上位に。それに続き、6位には歌手の倖田來未。30位に妹のmisonoも入っており、姉妹で選ばれてしまった。姉妹といえば、今年の3月に歌舞伎俳優の市川海老蔵と入籍・結婚したアナウンサーの小林麻央が20位に姉の小林麻耶が15位にランクインした。 ★女が嫌いな女ランキング 1位. 谷亮子 2位. 沢尻エリカ 3位. 和田アキ子 4位. 久本雅美 5位. 蓮舫 6位. 倖田來未 7位. 細木数子 8位. 磯野貴理 9位. 道重さゆみ 10位. 藤原紀香、11位. 片山さつき、12位. 神田うの、13位. 辻希美、14位. 泉ピン子、15位.小林麻耶、16位.ベッキー、17位.西川史子 湯口力/kriki@kjtimes.com
韓国サムスン電子<005930.KS>のポール・ゴールデン最高マーケティング責任者(CMO)は8日、同社のスマートフォン(多機能型携帯)「ギャラクシーS」について、世界出荷台数700万台のうち300万台が米国向けだと明らかにした。同社は7月、米国でギャラクシーSを発売しており、ギャラクシーSを取り扱う米通信大手4社の販売状況はすべて好調だという。 ゴールデンCMOは、新型ギャラクシーSの発表会の合間に「もっと供給を拡大できたらと願う状況にある」と述べた。供給のひっ迫度合いや、いつ状況の改善が見込めるかについてはコメントを控えたが、主なネックは携帯画面に使用される同社のAMOLED(アクティブマトリクス型有機EL)ディスプレー技術にあることを明らかにし、サムスンは供給拡大に向け、AMOLED増産に取り組んでいるとした。 RBCのアナリスト、マーク・スー氏は、ギャラクシーSの米出荷台数について「いい数字だ」と指摘。ただ米アップルの最新スマートフォン(多機能型携帯)「iPhone(アイフォーン)4」に比べれば、ギャラクシーSの好調ぶりも見劣りすると述べた。アップルによると、アイフォーン4の販売台数は発売3週間で300万台以上に達した。
村上春樹さんの「1Q84」(新潮社刊)や東野圭吾さんの「容疑者Xの献身」(文芸春秋刊)など、人気小説の中国語版が無断で電子書籍化され、米アップル社のサイト「アップストア」で販売されていることが10日、判明した。 台湾で使われている繁体字版の「1Q84」を出版している時報文化出版(台北市)は、同社が出版したものと同じ内容が、同社に無断で簡体字版で電子化されていることを確認し、村上さんの台湾での代理人と法的手続きについて検討するとしている。 東野さんの作品は、文芸春秋によると、30作品以上が中国語で海賊版として販売されている。東野さんは自作の電子化を認めておらず、アップルに削除を求め、対応を待っているという。「容疑者Xの献身」は日本語版も電子化され、115円で販売されていることが今月3日に判明。文芸春秋が削除を要請し、翌4日に消去された。 アップストアで販売されるソフトは米アップルで審査していると見られるが、基準は非公表。アップルジャパンは「著作権者が不利益を被らないように対応したい」と話した。
全国約209万の会社のうち10人に1人が女性社長であることが、東京商工リサーチの「全国女性社長調査」で9日、明らかになった。産業別ではサービス業他34.8%を占めたが、“男社会”のイメージが根強い建設業も10.4%を占めた。同社はこれまでの女性社長は“同族継承パターン”が多かったものの「最近は、生活や地域に密着したユニークな視点、肩書きや属性にとらわれない人脈を活用してビジネスを立ちあげるケースも出ている」と分析している。 女性社長が最も多いのは東京の5万3119人、次いで大阪の1万8235人、神奈川1万4911人、愛知1万823人、福岡8666人、北海道8644人、埼玉8555人で、大都市を抱える都道府県に多く見られた。 また、女性社長の上場企業のうち、売上高上位は、1位が日本トイザらスのモニカ・メルツ社長、2位がガソリンスタンド経営等を展開している一光の矢野裕美子社長、3位がパチンコホール経営の平成観光・東野房子社長、4位が出版の講談社・野間佐和子社長、5位は人材派遣のテンプスタッフ・篠原欣子社長だった。 同調査は同社の約209万件の代表者データ(個人企業を含む)から、社長や理事長など、女性がトップの会社21万2153人を抽出している。
アジア太平洋経済協力会議(APEC)のメーン会場となっている横浜市のパシフィコ横浜付近で、警備員の男が、ダガーナイフなどを所持していたとして、銃刀法違反容疑(所持)で現行犯逮捕されていたことが10日、わかった。 神奈川県警APEC対策課などによると、逮捕されたのは会場周辺の警備を外務省から委託されている警備会社の警備員で横須賀市秋谷に住む関沢久則容疑者(44)。9日午前7時45分頃、出勤時に受けたエックス線による手荷物検査で、ダガーナイフ(刃渡り約10センチ)と、包丁が発見された。この警備員の男は「護身用に持っていた」などと話しているという。
仙台市のアパートで、住人の男性(24)が首をつって死亡し、その模様を男性自身がインターネットの動画サイトで生中継していたことがわかった。 仙台北署は、自殺した可能性が高いとみて詳しい状況などを調べている。 男性の勤務先によると、男性は今年5月から休みがちになり、8月から体調不良を理由に、休職していた。 映像が流されたのは動画サイト「ユーストリーム」。男性は9日早朝に自殺したとみられ、同サイトには同日午前6時頃から視聴者からの通報が急増、動画の内容を確認し、配信を停止した。県警にも通報があり、現場に駆けつけた同署員が、男性を発見した。 インターネットの掲示板「2ちゃんねる」には今月4日以降、死亡した男性のものと見られる書き込みがあり、自殺をほのめかすタイトルで職場への不満などを書き込んでいた。これに対し、自殺を思いとどまるような書き込みのほか、自殺をあおる書き込みが相次いでいた。
9日、総務省は2005年から地方自治体で取り組んできた「集中改革プラン」の実施結果(速報値)を発表した。 地方公務員数は、5年間で7・5%(約22万8000人)減り、目標とした6・4%(約18万9000人)減を上回った。 総務省は、地方の財政状況の悪化などを受け、05年に各自治体に公務員数の削減などを促した。その結果、05年に約304万2000人だった地方公務員数は、今年4月には約281万4000人まで減少。総務省は「自治体がそれぞれ目標を定め、競い合った側面もある」と分析している。
空気中を漂い健康被害の原因と指摘される微小粒子状物質「PM2・5」が、九州の五島列島でも環境基準を超えて検出されたことが、海洋研究開発機構の竹谷文一研究員らの調査で明らかになった。 中国などからの越境汚染の可能性が高いと見られている。 PM2・5は、毛髪の直径の約30分の1に当たる直径2・5マイクロ・メートル(1マイクロ・メートルは1000分の1ミリ)以下の物質で、工場排煙や自動車の排ガスなどに含まれる。肺がんなどにつながる可能性があり、環境省が昨年9月に環境基準を定めた。 竹谷さんらは、九州の五島列島・福江島で昨年9月から1年間にわたってPM2・5の濃度を測定。その結果、基準値を超える日数が26日に及び、「年間8日未満」とする環境基準を大きく上回った。島や周辺部に大規模な汚染原因はなく、基準値を超えた日の気象条件を調べたところ、中国など大陸方面から大気が流れ込む日が多かった。