以前からダイエットに効くと、日本でも人気のキムチ。キムチに使われる唐辛子のカプサイシンに脂肪燃焼効果があるとされてきたが、最近さらに新たな効用が発見されたと韓国で話題になっている。 「キムチの含まれる乳酸菌オルニチンに肝臓の解毒作用があり、成長ホルモンを分泌する働きがあることから、二日酔いなどを抑制する効果があるといわれています」(地元新聞記者) そんななか、韓国でキムチに使われる白菜の品薄状態で価格高騰も騒がれている。 「9月中旬からキムチの原材料の白菜価格が高騰。9月末には例年の約7倍の1個18000ウォン(約1000円)になりました。“このままではキムジャン(11月中旬~12月にかけてのキムチを漬ける行事)にキムチが漬けられない!”と韓国中が大騒ぎになっています」(同記者) 最近ではキムチは金(キム)チなどと呼ばれ、李明博大統領が大統領府の厨房に「白菜の代わりにキャベツでキムチを作れ」と話したといううわさが流れたほど……。 しかしなぜ白菜がこれほどまでに高くなってしまったのだろうか? 「高冷地での白菜の不作が発端です。高冷地白菜は肥沃な土壌と低温により、適当な水分が保たれ、サクサクとした食感がでるため他の生産地よりキムチ用にとても人気があります。しかし今夏の猛暑と暴雨で生産量が前年の40%近くまで落ちこんでいるんです」(同記者) ソウル市内にあるスーパーや大手百貨店の野菜
姉妹都市提携に調印するため北海道札幌市を訪れた大田市の廉弘チョル(ヨム・ホンチョル)市長が21日、札幌市円山動物園で小澤正明副市長と両市の動物交換行事を行った。 大田市と札幌市は7月に、姉妹提携を記念し大田オ・ワールド(動物園)のハイエナ2頭と円山動物園のリスザル8匹を交換することで合意していた。リスザル8匹は今月1日に韓国に到着し、大田が送ったオスとメスのハイエナも5日に円山動物園に引き渡された。 同日は小澤副市長.と廉市長の祝辞に続き、ハイエナ飼育場の除幕式などが行われた。 これに先立ち、廉市長は札幌市役所を訪れ、上田文雄市長や福士勝・札幌市議会議長と会い、交流・協力案を話し合った。両市は22日に姉妹提携に調印する予定だ。 聯合ニュース
羽田空港の新国際線ターミナルと4本目のD滑走路が21日、開業した。24時間の国際空港に生まれ変わった羽田は欧米・アジア17都市(11カ国・地域)への運航が来年2月までに順次始まる。羽田は、東京都心から近いことに加え、国内線で約50都市と連結する利点を生かし、24時間運営の国際拠点空港(ハブ空港)として新たな一歩を踏み出した。 新ターミナルは、予定している航空会社の定期便がすべて就航すれば、旅客機で1日50便程度が発着し、年間約700万人の利用客が見込まれる。昼間に飛ぶのはソウル(金浦)、香港、北京など5都市向けのみで、欧米やシンガポール、タイ向けなどは深夜・早朝時間帯(午後11時~午前6時)の運航となる。 今回の羽田空港の国際化は“国内線は羽田、国際線は成田”という、これまでの枠を取り払った。 その背景にはここ数年、人や物が韓国のインチョン空港などに流れ、日本の空港の国際競争力が低下しているという、危機感である。羽田の国際化により、インチョンに流れていたお客や物流を取り戻し、アジアのハブ空港としての地位を確立していきたい。
韓国・慶州で22、23日に行われる20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は、来月11~12日にソウルで開かれるG20首脳会合を前に、議長国として開催する最後の閣僚会議となり、G20各国の経済当局トップ、中央銀行総裁が一堂に会する。 財務相としては、米国のガイトナー財務長官、英国のオスボーン財務相、日本の野田佳彦財務相、フランスのラガルド経済・産業・雇用相、中国の謝旭人財政相、欧州連合(EU)のレーン欧州委員(経済・通貨担当)らが出席する。 中央銀行総裁としては、米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長をはじめ、欧州中央銀行のトリシェ総裁、中国人民銀行の周小川総裁、フランス銀行のノワイエ総裁、ドイツ連邦銀行のベーバー総裁、日本銀行の白川方明総裁らが訪韓。また、国際機関からは国際通貨基金(IMF)のカーン専務理事、世界銀行のゼーリック総裁、経済協力開発機構(OECD)のグリア事務総長らが出席する。 錚々たる顔ぶれだが、やはり最もスポットライトを浴びるのは、ガイトナー米財務長官とバーナンキFRB議長だ。 ガイトナー長官は6月に釜山で開かれたG20財務相・中央銀行総裁会議に続き、今年2度目の訪韓となる。同氏は財務次官補在任時、アジア金融危機の収拾を一手に担い、アジアとも縁が深く、オバマ政権発足直前まで、米中央銀行の役割を果たすニューヨーク連邦準備銀行の総裁を務めた。金融
20日、韓国で大ヒットしたスポ根映画『国家代表!?』のヒット祈願イベントが東京・渋谷にある金王八幡宮で行われた。イベントには、人生一発逆転を狙う主人公たちにちなんで、ダンディ坂野、小島よしお、ひぐち君(髭男爵)、テル、小庭康正(ぼれろ)などの芸能事務所サンミュージック所属のいわゆる“がけっぷち芸人”たちが集まった。 イベントにて小島は、より遠く、より高く飛び立とうと高い目標を持ってスキージャンプに取り組む映画の登場人物たちに感化されたのか、「自分も芸能界で飛んでいきたい。今は低空飛行なので」と意気込んだが、肝心の新ギャグはまたも不発…。また、ダンディらが他の芸人たちがコメントするスベりまくる姿には「サンミュージックにはまともなヤツが一人もいない……」と嘆いていた。 『国家代表!?』は冬季オリンピック誘致のため、急きょ結成されたスキージャンプ韓国代表メンバーたちが、多数の苦難を乗り越えながら夢をつかむ姿が描いた感動スポ根映画だ。 『国家代表!?』は10月23日より全国公開する。
朝鮮日報によると21日、北朝鮮が過去2回に渡り核実験をした咸鏡北道、吉州郡、豊渓里、一帯で3回目の核実験の準備を進めている兆候を米国の偵察衛星などがとらえたと報じた。 報道によると豊渓里一帯では車両や人の動きが活発化し、2度の地下核実験で崩壊した坑道を復旧する動きもあるという。 同紙はまた、韓国政府関係者の発言として、「すぐに核実験を実施するのではなく(準備には)3カ月程度の時間がかかるとだろう」と伝え、米国や韓国に関係正常化や支援の交渉開始を迫るための動きではないかとの韓国側の見方を紹介した。 北朝鮮は以前にも06年10月と09年5月に地下核実験を実施している。
全国経済人連合会と中国企業連合会は20日、中国・天津で第6回韓中財界会議を開き、両国の貿易規模2000億ドル(約16兆2760億円)を早期に達成するため、自由貿易協定(FTA)交渉が速やかに推進されるよう積極的に協力することにした。 同会議には両国経済界のリーダー約40人が出席。ハンファグループの金升淵(キム・スンヨン)会長は開会のあいさつで、「世界経済の視線がアジアに集まっているだけに、両国の交流と協力はさらに強化されるべきだ」と強調した。その上で、より緊密な両国の経済関係に向けFTA交渉が早期に行われ、双方がウィンウィン(相互利益)の関係を築くことができるよう期待すると述べた。また、両国の貿易規模が早期に2000億ドルを達成できるよう貿易障壁を減らし、活発な投資を促す政策や制度づくりに取り組むことを強調した。 今回の会議ではFTAなど交易・投資の活性化、観光協力、グリーンエネルギーなどについて緊密に議論した。これに加え、自由な交易・投資環境を構築するためには韓中日投資協定の早期締結が必要との認識で一致した。特に、韓中FTAについては、両国政府による交渉の開始が求められるとともに、関税だけでなく、非関税障壁の撤廃まで視野に入れた高いレベルのものになるべきだとの意見で一致した。 両国経済界は今後、中国の西部・内陸地域、東北3省、韓国の大型国策開発プロジェクトなどに対する投
国際自動車レース、フォーミュラワン(F1)韓国グランプリ(GP)の開催にあわせ、サーキットのある全羅南道・霊岩、国際自動車連盟(FIA)とF1チーム関係者の宿所が集まる近隣の木浦で、20日から24日にかけ多彩な文化イベントが開催される。 F1大会組織委員会によると、開幕2日前の20日からは、最初のイベントとして木浦都心でスーパーカーパレードが行われる。「ランボルギーニ・ムルシエラゴ」「フェラーリ」「シボレー・デラックス」「フィアット500」などが登場し、24日まで市内全域でパレードを続ける。また、人気レースクイーンとのフォトタイム、レーシングカーの高難度ドリフト・デモンストレーション、カートレースなども予定されている。 木浦平和広場を中心に、「F1大会成功祈願特集コンサート」と題したスターの公演も開かれる。21日には2NE1(トゥエニーワン)、トランスフィクション、チェ・ドンハらが出演し、22日から24日にかけてはナルシャ、ランブルフィッシュ、V.O.S、ワン・トゥー、ガビ・エン・ジェイ、シークレット、スーパーキッド、DJ DOC、キム・テウらがステージに上がる。 また、ソウル・弘大のクラブの有名DJが開催するライブ・パーティが、ダンススポーツ、ロックバンド、ブレイクダンスなどの公演を中心に午前4時まで続けられる。 霊岩のサーキットでも、23~24日の予選・決勝開始前にグラ
李明博(イ・ミョンバク)大統領は20日、国賓訪問中のリカルド・マルティネリ・パナマ大統領と首脳会談し、資源とインフラ(社会基盤施設)の開発に向けた協力強化で合意した。 李大統領は会談で、パナマ運河の拡張をはじめ地下鉄、鉄道、多目的ダムの建設など、パナマ政府が現在進めている各種インフラ拡充事業に韓国企業が参加できるよう、支援を求めた。 マルティネリ大統領は、韓国企業がパナマの資源とインフラ開発分野に進出し、開発経験を伝授することを期待すると述べた。特に同国の鉱山開発事業に言及し、韓国企業を含む競争力ある海外企業がより円滑に参加できるよう、鉱業法を迅速に改正する考えを示した。 これに李大統領は、パナマの電子政府構築を引き続き支援していくとともに、知識共有事業を通じ、韓国の開発経験をパナマに伝授すると応じた。 また李大統領は、韓国政府の北朝鮮核問題解決努力に対するパナマの支持と協力に謝意を示した。マルティネリ大統領は、今後も北朝鮮の非核化進展に向け協力すると約束した。 このほか両首脳は、6月の李大統領のパナマ訪問で、自由貿易協定(FTA)の早期締結に向け努力することで合意したことを改めて確認した。あわせて、中米統合機構(SICA)などを通じた韓国と中米諸国の協力拡大が必要との考えで一致し、来月ソウルで開催される20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)の成功に向けた案な
俳優のチャン・ドンゴンが、簡易投稿サイト「ツイッター」を利用した募金プログラムに参加し、応援のメッセージを送った。 韓国ピザハットが17日に明らかにした。同社は15~31日、国連世界食糧計画(WFP)と共同で飢餓救済プログラム(World Hunger Relief、WHR)を展開。その一環として、ツイッターによる募金キャンペーンを行っている。 WFPの広報大使を務めるチャン・ドンゴンは、ツイッターて「世界人口の16%に当たる10億人がアジア、アフリカ、ラテンアメリカなどで食糧不足に苦しんでいる」と実情を伝えた。今回のキャンペーンで集められる基金は、1日1ドル以下で暮らしている世界の貧しい家庭や子どもたちに1食の食事を提供するものだと説明し、「たくさんの方々に賛同してほしい」と呼びかけた。 聯合ニュース
来月ソウルで開催される20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)が韓国の展示産業に与える効果は、これまでに韓国で開催された国際会議よりも大きいと期待される。 韓国貿易協会国際貿易研究院が21日に伝えたところによると、韓国の展示・会議産業は2000年にソウルで開催されたアジア欧州会議(ASEM)、2005年に釜山で開催されたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議を経て、段階的に成長してきたと分析された。 展示会開催件数は、ASEMを機に年間200回を超えるようになり、APEC首脳会議前後の5年間は平均375件に達した。国際会議に参加する外国人数も、APEC首脳会議の後、3万7000人余りから10万2000人余りに飛躍的に増加した。 G20ソウル・サミットの場合、経済的意味と会議の水準や規模を考慮すると、これら会議よりも韓国の展示・会議産業に与える影響ははるかに大きいと見込まれる。 貿易協会は、G20ソウル・サミット成功で、展示会の開催が前年比48件増加の年間470件、国際会議の外国人参加者数が前年比1万7000人増加の17万人に達すると予想した場合の期待効果は、2009年ベースで輸出25億ドル(約2028億円)増、観光収入4600万ドル増、雇用約1万6000人増と推算している。また、展示・会議産業で増える1万6000人の雇用のうち約8割は30代以下の雇用で、青年雇
韓国と日本、中国が郵便事業関連のIT技術情報の共有と、電子商取引を通じた国際スピード郵便(EMS)配送の促進に合意した。済州で20日に韓日中郵政ハイレベル会合が開かれ、こうした内容の了解覚書(MOU)を締結した。 会合で3カ国は、2009会計年度の各国事業成果を分析するとともに、郵便事業に結びつけたIT技術のケースを紹介し、討論した。特に、活性化している電子商取引商品のEMS配送を促進する案を論議することで、3カ国の郵便事業成長を導出することにした。 あわせて、万国郵便連合(UPU)など郵便関連の国際機関での協力体制をより確固たるものとし、アジア太平洋地域内の郵便サービスの発展に向け3カ国の郵便事業担当機関が先導的役割を務めていくことで合意した。各国郵便事業のサービス戦略とサービス改善に関する情報共有も行った。 韓日中郵政ハイレベル会合は、3カ国の郵便事業の最高責任者が集まり、郵政事業の共同成長に向けた協力案を議論する会合。UPUなど国際舞台で世界の郵便事業に先導的役割を担うための3カ国の共助に向け、2000年から毎年定例で行っている。来年は中国での開催となる。 聯合ニュース
統一部の玄仁沢(ヒョン・インテク)長官は21日、北朝鮮は互いを尊重する新たな南北関係に踏み出し、国際社会と足並みをそろえた統一朝鮮半島の新ビジョンを提示すべきだと主張した。その第一歩として、北朝鮮魚雷が原因となった韓国哨戒艦沈没事件を含め、南北関係に対し「結者解之(自ら行ったことを自ら解決する)」の態度を示すよう促した。民族統一協議会が主催した統一フォーラムの祝辞で述べたもの。 玄長官は続けて、南北関係正常化に向け新たなスタートを切るため、北朝鮮は非核化を目指し政治的決断を下さねばならないと指摘した。 また、平和共同体・経済共同体・民族共同体を骨子とする「3大共同体統一構想」にも言及。これは先に平和共同体、後で経済共同体を構築するという機械的、順次的な概念ではなく、機能的に重なり合って進められるもので、非核化の進展に合わせ段階的に経済協力を拡大するという政府の対北朝鮮基調とも一致するやり方だと説明した。 さらに、統一費用にばかり目を向けていた韓国社会の統一議論のバランスを取るべきだと指摘し、統一の利益に対する社会の新たな視角が必要だと強調した。 聯合ニュース
ことしに入り、日本の韓流ブームはファン層の拡大というパラダイムの大転換が起きているとの分析が出た。 釜山で開催された「2010放送作家国際フォーラム」に出席した日本の雑誌「TVぴあ」の元編集長、市川雅仁氏は、日本における韓流はことしからパラダイムの大転換が起きており、その中心には以前よりも年齢層が広くなった韓流ドラマのファンとガールズグループの日本デビューがあると述べた。 7~9月にフジテレビ系列で平日午後2時に編成された韓国ドラマ枠「韓流α」が同時間帯の平均視聴率を上回り、ドラマ「IRIS~アイリス」が韓国のドラマとしては初めて日本の地上波で午後9時のゴールデンタイムに放送されたことで、韓流ドラマの視聴者層が20~30代はもちろん、10代や幼い年齢層にまで拡大され、「韓流ドラマのファン層は高年齢層」という図式は崩れたとの見方を示した。 また、5月から4Minute(フォーミニッツ)、KARA(カラ)、ブラウンアイドガールズ、少女時代がたて続けに日本デビューを果たし、多くの関心を集めているが、これらグループのファン層は低い年齢の女性が占める割合が高いと紹介した。特に、グループのメンバーと同じ衣装を着てダンスを踊りながら公演に参加する姿は、以前は見かけられなかったと話した。 市川氏は、このような流れはことしに入り少しだけ表面化したにすぎないと主張した。ガールズグループのファン
人口保健福祉協会が国連人口基金(UNFPA)と共同で発刊した「2010世界人口現況報告書~韓国版」によると、ことしの世界総人口は69億870万人で、昨年より7930万人増加した。 韓国の人口は前年比20万人増の4850万人で、世界26位を記録した。しかし、合計特殊出生率は最低水準の1.24人で、世界平均(2.52人)の半分にも満たないため、2050年には人口が4407万人に減少すると見込まれた。 報告書によると、世界人口1位は13億5414万人の中国で、インド(12億1446万人)、米国(3億1760万人)、インドネシア(2億3250万人)、ブラジル(1億9540万人)が続いた。人口20万人のサモア、バヌアツなどは人口が最も少なかった。 また、2030年にはインドの人口が14億8459万人で、中国(14億6246万人)を上回り、世界1位の人口大国になると予想された。 過去5年間の資料を基盤に推定した平均合計特殊出生率は2.52人で、昨年より0.02人減ったが、先進国が1.65人、開発途上国が2.67人、低開発国が4.23人と、貧しい国ほど高かった。韓国は、香港(1.01人)、ボスニア・ヘルツェゴビナ(1.22人)に次いで3番目に低かった。 全世界平均寿命は男性66.1歳、女性70.5歳を記録した。最長寿国は、男性がアイスランド(80.8歳)、女性は日本(86.6歳)だった