20日、中国青年報は「中国タバコに重金属=農業自然システムの安全問題を暴露」なる記事をを掲載した。 米ロズウェルパーク癌研究所研究員は中国製タバコ13ブランドを分析し、重金属の含有量がカナダ製タバコの2~3倍にも達すると発表した。含まれていたのはヒ素、カドミウム、鉛など、いずれも人体に多大な悪影響を及ぼす物質だ。 この研究結果は米健康政策誌「タバコ・コントロール」で発表されたが、中国タバコ業界にとってはまぎれもなくばつが悪いニュース。年間2兆本 以上のタバコが製造され、喫煙者が3億5000万人という中国では、喫煙や副流煙被害によって生じた病気で年間110万人が死亡して いるともいわれている。 タバコだけではなく、他の野菜もまた土壌から重金属という名の「毒素」を吸い上げている。 土壌の重金属汚染は化学肥料の過剰使用が原因の一つと考えられており、しかも有機肥料を使っても、重金属汚染から逃れる ことはできない。一部の小規模農家が使用するニワトリやブタのエサには、ヒ素を含む薬が加えられているためだ。これは寄生虫対策、 さらには肉の赤身を増すことが目的だという。
世界を変化させる10大新技術として活発な研究が進められてきたナノワイヤの成長メカニズムを、韓国の研究者が世界で初めて究明した。 ポステック(浦項工科大学)が22日に明らかにしたところによると、新素材工学科のオ・サンホ教授がサファイアナノワイヤのVLS法での成長の様子を観察し、これを基にナノワイヤが従来の学界予想とは全く異なる方法で成長する事実を確認した。 トランジスタ、メモリーなどさまざまな分野で活用されるナノワイヤは、製造と応用技術が活発に研究されてきたが、原子がナノワイヤに成長するメカニズムについては、実験の制約から明確にされていなかった。 オ教授は、原子の移動経路をナノワイヤ成長条件の下で観察するため、透過型電子顕微鏡(TEM)内でのその場観察法(in-situ TEM)を用い、VLS成長の過程を原子分解能観察した。その結果、液体から固体が結晶化されるのではなく、気体、液体、固体が出合う三重点で成長と溶解反応が繰り返され、その過程で成長中のサファイアナノワイヤに酸素が順次供給され、結晶化する現象が観察された。 この反応は、数ナノメートル(ナノは10億分の1)の領域で1秒周期で行われており、原子分解能でその場で観察しなければ発見は不可能だ。これまで理論的にも予想されたことがない、全く新しい成長経路だと、オ教授は説明している。サファイアを利用したという限界があるものの、半
韓国の自動車部品メーカーの万都(マンド)が世界初の「チェーンのないペダル式電気 自転車」の開発に成功した。 万都は22日から24日まで京畿道一山の韓国国際展示場 (KINTX)で開かれる世界自転車博覧会で、チェーンのない電気自転車を初めて公 開する。 今回公開される電気自転車は、既存の機械式チェーン方式の代わりにペダルを踏むと電気で動くエレクトリックチェーン方式と、折りたたみ式カーボンフレームを採用。、 重さは17キログラムまでの減量に成功。また自転車と連動するスマートフォン を通て、走行時間や速度、走行距離、移動経路、カロリー消費量などの多様な情報を瞬時に確 認できるITコンバージェンスシステムも搭載された。これと合わせ、万都が独自開発し生産中の自動車用電動パワーステアリング技術を用い、品質と安全性を一層高めた。 同電気自転車は、3時間充電した場合40キロメートルの走行が可能で、 折りたたみ式は素早く簡単にたたむことができる。さらに固定スタンドを使 用した場合には室内でエアロバイクとしても使用することが可能で、使用者のコンディシ ョンに合わせて負荷を3段階に調整することもできる。 一般消費者向けの販売は来年上半期からの予定だ。
LGディスプレーの権映寿(クォン・ヨンス)社長は、供給過剰による液晶パネル価格の下落で業績が悪化したものの、むしろこの供給過剰期を市場シェア拡大のチャンスとしていると明らかにした。21日に7~9月期業績発表とともに行った記者会見で述べたもの。今年は例年になく自信に満ちており、実際にシェアは拡大したと強調した。 同社の7~9月期営業利益は、前期に比べ75.0%急減した。これについて権社長は、「発光ダイオード(LED)バックライト搭載テレビや三次元(3D)対応テレビ、ノート型パソコンの需要が大きく減少したことが原因」だと説明した。そのうえで、10~12月期を底に、市場は徐々に回復すると見通した。 また、今年の市場は「少しおかしな状況だった」と評価した。米アップルの多機能端末「iPad(アイパッド)」の登場で、ノート型パソコンやネットブックを購入する予定だった消費者がタブレット型パソコンに流れたが製品供給が需要に追いつかず、結局、ノート型もタブレット型も販売が予想を下回ったと説明した。LEDテレビも、発売直後は一般液晶テレビより4~5割高にもかかわらず好調な売れ行きをみせたものの、両製品に画質の差がさほどないことが認知されると、需要が落ち込んだという。 権社長は、LEDテレビの価格が下がり、タブレット型パソコンの供給が円滑になる来年4~6月期には収益性が上がるとの考えを示した。特に、来年
トヨタ自動車が21日に発表した国内向け『クラウン』や『マークX』など11車種、59万9092台のリコール(回収・無償修理)。全世界では、合計166万台に上ることが分かった。 今回のリコールは、ブレーキに関するもので、ブレーキシリンダー内の部品に不具合があり、潤滑性能の劣るオイルを使用すると、オイルが漏れてブレーキが効かなく恐れがあるというものだ。 日本国内でのリコール対象車は、2002年5月から2006年3月までに生産された11車種で、合計59万9029台。このリコールは、全世界にも波及している。 米国トヨタは、米国内にて計約74万台をリコールすると発表。対象車種は、『アバロン』(2005‐06年型)、レクサス『RX330』と『ハイランダー』(2004‐06年型、ハイブリッド除く)、レクサス『GS300』、『IS250/350』だ。 また中国でも、リコール対象車は約20万台にも上り、その他、欧州市場なども含めると、今回のリコールは全世界で合計166万台に達するという。
20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット、11月11~12日)に合わせ、来月5~14日にソウルの清渓広場から三一橋までの1キロメートル区間で、「2010ソウル世界灯(ランタン)フェスティバル」が開かれる。世界25カ国・213種類、1万5000点余りが展示される予定だ。 日本・青森県の「ねぷた」、竜の戦いを描いた中国・自貢市のランタンなど、各国伝統の灯ろうやランタンが招待されるほか、G20や世界和合を象徴するランタンなど韓国の作品も多く展示される。 あわせて、灯ろう作りなど市民と観光客がともに楽しめる体験イベントも多彩に行われる。仮面舞踊などの無形文化財公演、ストリート公演も見どころだ。 聯合ニュース
22日、経営再建中の大手消費者金融アイフルが、テレビCMを中止することが分かった。2003年同社のCMでは、愛くるしいチワワ犬の「くーちゃん」が人気を集めたが、武富士破綻の影響で、経営環境が一段と厳しさを増し、さらなる人員削減が必要と判断した。 また、中小企業向け無担保ローンを展開する子会社「ビジネクスト」も売却する方向で交渉しているほか、無人店舗のさらなる閉店にも踏み切る方針。 アイフルは昨年、私的整理の一種である「事業再生ADR」を申請。メーンバンクの住友信託銀などの支援を受けながら、事業再生に取り組んでいる。 このほか、中部地方にある無人契約店舗約30店の追加閉店も決め、CM中止と合わせ、数億円規模の経費を削減となる。
ソウルで11月11~12日に開催される20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)で、全州ビビンバが振る舞われる見通しだ。 全羅北道全州市が22日に明らかにしたところによると、前日に市を訪れた李明博(イ・ミョンバク)大統領夫人の金潤玉(キム・ユンオク)氏が、「世界の人々を魅了するビビンバをG20サミットでも提供する計画」だと明らかにした。 韓食(韓国料理)世界化推進団の名誉総裁を務める金夫人はこの日、全州での韓国料理観光フェスティバルの開幕式出席に先立ち、伝統家屋が集まる韓屋村で文化界関係者と歓談、「韓国料理は代表的なスローフードで、全世界に伝え、PRしていく義務がある」と述べ、こうした計画を伝えた。 金夫人は当初、G20サミットで提供するメニューのひとつとしてフュージョン・ビビンバを検討していたが、韓国伝統の味を伝えることが重要だとの判断から、全州ビビンバに変えるよう指示したとされる。 聯合ニュース
歌手の中島美嘉(27)が22日、「両側 耳管開放症」の悪化に伴い、今月30日から大阪城ホールと東京・日本武道館で予定されていたデビュー10周年記念ライブ4公演を中止すると、公式サイトにて発表した。 中島は「今回、耳の不調により少しの間歌うお仕事をお休みさせて頂きます。これまで数年耳の違和感と向き合いながらお仕事させて頂いていましたが 十周年を迎える今 納得できる歌が歌えない位に悪化してしまい治療に専念したいと思います」と無念さをにじませ、「1日でも早くまたみなさまに歌を届けられたら幸せです」とファンへメッセージを送った。 同サイトでは、「本人の希望により、極力開催する方向で治療を行いましたが、満足のいくパフォーマンスができるところまで回復せず苦渋の決断の末、開催を中止することとなりました。中止の発表が遅くなりましたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪。活動再開時期については「来春に決定しているコンサートツアーには万全の体勢で臨む所存でございます」と言及した。 なお同公演のチケット払い戻しは、26日(火)正午より公式サイトで案内する。
現代自動車は22日、中国の四川南駿汽車集団有限公司と合弁協議書を締結し、四川現代汽車有限公司を設立すると明らかにした。 両社はトラック、バス、エンジンの生産から販売、研究開発、サービスに至るまで全部門にわたり、多角的な合弁事業を進める計画だ。合弁規模は5000億ウォン(約358億円)で、両社が50%ずつ折半する。南駿汽車が生産する車両と生産設備を活用し、商品性と性能を向上させたモデルを開発する予定だ。また、大規模新工場を建設し、現地の特性を考慮したさまざまなモデルを量産するとしている。 南駿汽車は四川省成都市に拠点を置く中国11位の商用車メーカー。2つの工場を持ち、生産体制は年産12万台。 現代自は合弁会社設立について、急増する中国西部地域の商用車需要を効果的に先占する狙いだと説明した。商用車のラインアップを備えることで、中国市場における乗用車部門との相乗効果が極大化できると期待をかける。中国政府が重点的に進めている西部大開発事業の特需が見込める地域を先占し、競争に本格参入する戦略だ。 中国商用車市場はことし450万台規模の需要が予想される、世界最大市場。2015年には550万台の需要が創出されると、業界はみている。現代自はまず来年9万台を販売し、2015年には30万台まで拡大する計画で、中国商用車市場シェアを5%まで引き上げたい考えだ。 現代自関係者は「中国市場で安定
日本で放送されているテレビ番組を無断でインターネット配信したとして、警視庁ハイテク犯罪対策総合センターと原宿署は、著作権法違反(公衆送信権の侵害)の疑いで、東京都豊島区西巣鴨、自称ウェブ制作業、小玉達也容疑者(50)と新宿区西早稲田、会社員、守屋昌幸容疑者(51)ら3人を逮捕した。 同センターによると、小玉容疑者らは2005年4月に「JAPANTV」、守屋容疑者は2007年3月に「NIPPONTV」の名称でそれぞれ会員制サイトを立ち上げ、NHKと民放5局の番組を無断で配信。確認された今年1~10月までの間に、登録会員計のべ1350人から約420万円を売り上げていたことが判明した。 海外に住む日本人や在京テレビ局の番組の視聴希望者向けに配信していたとみられる。 同センターによ
日本の北海道札幌市を訪れている大田市の廉弘チョル(ヨム・ホンチョル)市長が22日、上田文雄・札幌市長と姉妹都市提携に調印した。また、大田コンベンションビューローと札幌国際プラザのコンベンションビューロー、大田外国語高校と北海道札幌旭丘高校、大田国際交流文化院と札幌国際プラザ間の市民交流協定も締結した。 廉市長は、両市の交流・協力により、都市の発展や韓日関係の新たな道しるべを示すことになるとし、民間交流にも力を入れ、観光・温泉産業の活性化に努めると述べた。 一方、慶尚北道亀尾市では、滋賀県大津市との姉妹都市提携20周年を記念し、多彩なイベントが開かれている。亀尾デジタル電子産業館では23~24日に日本料理試食会が行われ、大津のリゾートホテル・琵琶湖ホテルのシェフ2人が豚汁を振る舞う。また、井上俊生・大津市副市長と竹内照夫・大津市議会議長らが25日に亀尾を訪れ、両市の市議会、親善協会、文化団体の交流案を話し合う。 これに先立ち、8日には亀尾の小学校の吹奏楽合奏団が大津市で公演したほか、亀尾国際親善協議会も同市を訪れホームステイを体験した。 聯合ニュース
22日、千葉県成田市の市立中学校内にて、男性教諭(50)が担任の2年生の男子生徒(14)の態度に腹を立て、胸ぐらをつかむなどして男子生徒に暴力ふるい、頭蓋骨折などの大けがを負わせていたことが分かった。 同市教委などによると、男性教諭は15日午後4時半頃、放課後教室にて、男子生徒の胸元をつかんで壁に背中を数回押しつけたうえ、足をかけて後ろに倒したという。 男子生徒は後頭部を強く打ち、同市内の病院で頭蓋骨の亀裂骨折、硬膜外血腫と診断され、19日まで入院した。 教諭は「感情的になってしまった」と話したが、16日から自宅謹慎となっている。19日夜の保護者集会で同教諭は、「自分自身の指導力がなかった」と謝罪。20日には全校集会で、校長が生徒に経緯を説明したという。 同校教頭は「生徒に大けがを負わせてしまい大変申し訳ない。再発防止に努めたい」と話した。
李明博(イ・ミョンバク)大統領は22日、青瓦台(大統領府)で世界銀行のゼーリック総裁と会談し、来月ソウルで開催される20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)の成功に向けた協力などについて協議した。 青瓦台によると、李大統領はこの席で、サミット主要議題のひとつとなっている開発問題が、開発途上国の貧困をなくし、持続可能で均衡ある世界経済の成長に向けた需要創出において重用だと強調した。開発議題を具体化する過程での世界銀行の努力を高く評価し、こうした課題の重要性を世界に伝えてほしいと述べた。 これに対しゼーリック総裁は、サミットで開発問題の実質的な成果が得られるよう議長国の韓国と緊密に協議するとともに、サミット以降もさまざまな分野で協力を強化する考えを示した。 ゼーリック総裁は同日に慶尚北道・慶州で開幕するG20財務相・中央銀行総裁会議に出席する予定だ。 聯合ニュース
米航空宇宙局(NASA)は、月の南極付近にあるクレーターの表土に含まれている物質の約5・6%は氷でできていることが、NASAの探査機による衝突実験で分かったと、22日付の米科学誌サイエンスに発表した。 NASAは昨年10月、月の南極付近のクレーター「カベウス」に、探査機エルクロスの本体と補助ロケットを高速で衝突させる実験を行い、舞い上がったちりの成分を調べた。その結果、氷という形ではあるが、少なくとも95キロの水が存在することが判明したと発表していた。 今回は、ちりをさらに詳細に分析し、観測できた物質の中には155キロの氷や水蒸気が含まれており、クレーターの表土の物質の5・6%は氷だと推定した。 現在までに、月には水が豊富に存在することが様々な研究で指摘されており、将来の有人月探査の時に飲料水としたり、分解して水素燃料に利用できる可能性が期待されている。