キムスンヨン韓火グループ会長が7日午後、ソウル鍾路区ガフェドン自宅でのヘリテージ財団のトーマスサンダース(Saunders)理事長夫妻とエドウィンピュルノ(Feulner)総裁夫妻を迎えている。トーマスソンドスヌン米国の代表的なシンクタンクの役割を担う人物。 金会長はこの席で金正日総書記の死後、急変する韓半島情勢と韓米同盟の強化、米国情勢などの懸案について歓談した。 また、韓米同盟の強化の必要性と在韓米軍、2012年の米国大統領選挙などについて意見を交換する一方、先進的な韓米関係のための発展策について議論した。 キムスンヨン会長は"最近、北韓体制の大きな変化により、北東アジア地域のリスクが高まったが、堅固な韓米同盟に基づいて、早急に状況が安定することができた"と強調した。 キム会長は、"堅固な韓米同盟の背景には、ヘリテージ財団のような韓国に友好的な団体の役割も非常に重要だ"としながら、韓国の国民であり、企業人として感謝の言葉を伝えた。<KJtimes=イムヨウンギュ記者>
日本の与党・民主党の議員9人が集団で離党し、新党結成を目指す意向を表明したことで、野田佳彦首相は就任から4カ月足らずにして、最大の危機を迎えることになった。同党の内山晃議員など衆議院議員9人は28日午前、離党届を提出し、来年初めに新党を結成する意向を表明した。内山議員は「われわれは先発隊だ」と述べ、さらに離党者が出ることを予告した。 内山議員たちは、野田首相が推進する消費税の税率引き上げに反対するという理由を掲げ、離党に踏み切った。内山議員は「民主党は増税を行わないという公約を掲げ、政権を取ったにもかかわらず、 野田首相は国民との約束を反故(ほご)にした」と批判した。また、野田首相が環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の締結交渉に参加することにも反対している。なお、離党した議員9人のうち8人は小沢一郎元代表、1人は鳩山由紀夫元首相の派閥に所属している。民主党内で最大の派閥を率いている小沢元代表も消費税の税率引き上げに反対しており、内山議員たちが結成する新党に合流する可能性がある。民主党の政権獲得を主導した小沢元代表は、数回にわたって政党の結成と解体を主導したことから「壊し屋」という異名を持つ。 民主党議員たちの集団離党が、政界再編の引き金になる可能性が高いとの見方も出ている。民主党だけでなく、自民党内でも消費税の税率引き上げやTPP締結交渉への参加をめぐって路線の対立がみられる
北朝鮮は29日、金正日(キム・ジョンイル)総書記の中央追悼大会を開き、後継者の三男正恩(キム・ジョンウン)氏を最高指導者とする新時代の幕開けを宣言した。 平壌の金日成(キム・イルソン)広場で行われた同大会では、ひな壇の中央に正恩氏が登場、横には李英鎬(リ・ヨンホ)軍総参謀長や金永春(キム・ヨンチュン)人民武力部長ら党・政・軍の高官らが並んだ。 金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長は追悼の辞で「われわれの前途には継承者の金正恩同志が立っている。金正日同志の思想、領導、度胸を受け継いだ最高の領導者」と正恩氏をたたえた。 金基南(キム・ギナム)朝鮮労働党書記も演説し、「金正恩同志の領導に従い、金正日同志の思想と偉業を輝かしく継承すべき」と強調した。 追悼大会には10万人以上の住民が参加したと推定される。同大会を最後に北朝鮮は金総書記の葬儀などの式典をすべて終え、来月1日の新年共同社説を通じ、金正恩時代の政策方向を示す。
12月17日8時半に移動中の列車の中で急逝したとされる北朝鮮の金正日総書記。急性心筋梗塞と発表された死因は、額面通り受け取っていいのだろうか。 北朝鮮の公式発表では、奇しくも死亡場所が2004年の列車爆破テロ事件と同じ列車内とされたため、韓国内では暗殺説が囁かれている。12月20日付の東亜日報は「最も疑問が残るのは列車内で死去したこと」と疑問を提示し、体調の悪い金正日が列車で各地を移動して現地指導を続けたことは理解しがたいとしている。同日付の毎日経済も「誰かに殺害された可能性もある」と暗殺説を掲載した。 もちろん、こうした暗殺説を否定する声もある。例えば、北朝鮮人民軍の情報部出身で脱北者の李正成氏(仮名)は本誌の取材にこう答えている。 「金正日に死期が迫っているのは誰の目にも明らかで、わざわざ危ない橋を渡って暗殺しようとは思わない。それでも暗殺疑惑が生じるのは、北朝鮮側の『列車内で死んだ』という話が嘘だからだ。金正日は“夜行性”で、午前中は活動しない。体調も悪いのに氷点下の朝に現地指導をするなどまず考えられない。衛星写真でも列車が動いていないことが確認されている」 病院で死んだと言うと人民に対するイメージが悪くなるので、現地指導中に死んだことにしただけだ、と李氏は指摘する。 それでも指導者が亡くなるたびに暗殺説が取り沙汰されるのは、それほど北朝鮮という独裁国家の体制が、一見強固に思
北朝鮮の金正恩新体制の実権を握る叔父の張成沢(チャン・ソンテク)氏(65)の権力の源泉は、妻で金正日総書記の妹、金敬姫(ギョンヒ)氏(65)だ。大恋愛の末、故金日成主席の反対を押し切って結婚した2人だが、一方で不仲説も絶えない。張氏は中国式「改革開放」を目指すとみられている半面、金総書記の“イエスマン”にすぎず、強硬路線に出るとの分析もある。 ◆大恋愛 張氏は旧ソ連留学を経験したエリートとして知られる。張氏と敬姫氏は北朝鮮の最高学府、金日成総合大学時代に出会う。 「2人が付き合っているとの噂がひそかに聞こえてきた」。当時、同大総長を務め、韓国への亡命の末、昨年死去した黄長ヨプ元朝鮮労働党書記が手記に詳しく描いている。 金主席は激怒して黄氏に「2人の関係を絶て」と命じた。張氏は地方の大学に飛ばされたが、「あまりに性格がきつくて兄の正日も手に負えない」という敬姫氏は恋愛を貫き、結婚。張氏は「ロイヤルファミリー」入りを果たした。 敬姫氏は金総書記唯一の実の兄妹。早くに母、金正淑(ジョンスク)氏を亡くし、継母の金聖愛(ソンエ)氏の元で育った兄妹の絆は非常に強く、金総書記の後ろ盾で夫の張氏の権勢も高まっていった。 しかし、張氏はプレーボーイでも知られ、夫の不倫から夫婦の不仲の噂が絶えなかった。一方、敬姫氏は酒癖の悪いことで知られる。金総書記の専属料理人、藤本健二氏の著書によると、
北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は25日、金正日(キム・ジョンイル)総書記が16日午後9時13分に生存していたと報じた。 北朝鮮は、金総書記が17日午前8時30分に死去したと発表したが、死亡時刻をめぐっては、韓国などで「16日死去説」が流れている。 同紙は、金総書記が16日午後9時13分に決裁文書に署名したと明らかにした。金総書記が署名した文書は、正月を控え平壌市民に魚を供給する問題に関するものだったと説明した。 金総書記が生存していた時刻を分単位で公開したのは、金総書記が死亡直前まで住民生活の向上のために業務に没頭していたことを強調するほか、「16日死去説」を一蹴(いっしゅう)する狙いがあるとみられる。
北朝鮮のメディアが、金正日(キム・ジョンイル)総書記の後継者、金正恩(キム・ジョンウン)氏に「最高司令官」や「最高領導者」という呼称を使い、正恩氏が朝鮮人民軍最高司令官に推戴される可能性を示唆した。 朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は24日、「われわれの最高司令官」と題した長文の政論を掲載し、「金正恩同志をわれわれの最高司令官として、われわれの将軍として、高らかに呼び上げ、先軍革命の偉業を最後まで完成させる」と述べた。 これまで北朝鮮当局は国家政策やビジョンなど重要な事案を労働新聞を通じ提示してきた。政論は同紙に掲載される記事の中で最も権威があるといわれている。 同紙が正恩氏を最高司令官に推戴する雰囲気を作り出していることから、今後は軍をはじめ北朝鮮の各階層が正恩氏に対し最高司令官職の継承を求める動きが相次ぎ、正恩氏が要求を受け入れる形で最高司令官に就任するとみられる。 北朝鮮は1991年12月24日に党中央委員会第6期19次全員会議を開き、金総書記を最高司令官として推戴した。労働新聞だけでなく朝鮮中央テレビが正恩氏をたたえる詩を公開するなど、ほかのメディアも金総書記が20年前に最高司令官に推戴された日に合わせて、正恩氏の最高司令官就任の可能性を示唆する報道を行った。 朝鮮中央通信は同日、正恩氏が金総書記の遺体が安置されている錦繍山記念宮殿を訪れ哀悼を表したと報じながら、「わ
北朝鮮の新しい指導者に浮上した金正恩(キム・ジョンウン)氏が、金正日(キム・ジョンイル)総書記の死去を発表する前に全軍に「金正恩大将命令1号」を伝達していたことが21日までに分かった。 これは一部の観測と異なり、正恩氏が人民軍の指揮権を完全に掌握していることを裏付ける事例だ。しかし、韓国政府はこうした事実を金総書記の死去発表前に把握できず、対北朝鮮情報収集力や分析体系に大きな問題があることを露呈した。 韓国政府消息筋によると、正恩氏は「金正恩大将命令1号」で、全軍に訓練を中止し、直ちに所属部隊に復帰するよう命じた。金総書記の後継者の正恩氏が人民軍に初めて下した命令で、間もなく人民軍最高司令官になることを暗示しているという。 一部ではこれまで金総書記が急死すれば、正恩氏が人民軍を完全に統制できないとの観測があった。 북한의 새 지도자인 김정은 노동당 중앙군사위원회 부위원장이 김정일 국방위원장 사망 발표 전에 전군에 '김정은 대장 명령 1호'를 하달했던 것으로 밝혀졌다. 이는 일각의 관측과 달리 김정은이 인민군의 지휘권(군권)을 완전히 장악하고 있음을 말해주는 한 사례이다. 그러나 정부는 이런 사실을 김정일 사망 발표 전에 파악하지 못해 대북 첩보 수집ㆍ분석체계에 허점을 드러냈다는 지적이다. 정부의 한 고위 소식통은 21일 "김정은이…
北朝鮮の金正日総書記の死去を受け、韓国国会は20日、情報委員会(非公開)と外交通商委員会などで政府当局者から説明を受けた。この中で、情報機関の国家情報院が、米国、日本、ロシアも死去を把握したのは北朝鮮の発表後だったと釈明した。金総書記の死去への対応をめぐっては、国家情報院や軍情報機関が北朝鮮側の公式発表以前に異変を察知できなかったと指摘されており、韓国の安全保障体制の不備に批判が出ている。 韓国大統領府は20日、李明博大統領が同日午後に外交安保関係閣僚会議を招集すると発表した。 一方、金総書記死去への対応については、北朝鮮の朝鮮中央テレビなど官製メディアが19日午前10時、正午からの「特別報道」を予告した際、アナウンサーの沈痛な表情や、背景音楽などから、韓国の一部の専門家は「金総書記死亡の報道になる」と分析していた。 ところが、韓国軍の制服組トップの合同参謀本部議長は同日午前、前方部隊の視察に予定通り出発した。 韓国軍は、金総書記死去の報道直後、全軍に「指揮官現場復帰」である「非常勤務態勢第2級」を発令。監視強度(ウォッチコン)は第3段階とし、昨年11月の延坪島砲撃当時に引き上げられた態勢を維持しているが、韓国政府筋は「十分な情報の把握と分析に基づくものといえるのか不明だ」と懸念を示す。
北朝鮮の朝鮮中央テレビは20日、平壌の錦繍山記念宮殿に安置されている金正日(キム・ジョンイル)総書記の遺体を公開した。午後2時からの放送で、ガラス棺に入った金総書記の遺体を放映した。 朝鮮中央テレビ=聯合ニュース
2011年12月19日、台湾・今日新聞網によると、台湾の民放テレビ局・中華電視の女性アナウンサーが、北朝鮮の国営朝鮮中央テレビで最重要報道を担当する名物女性アナウンサー、リ・チュンヒ氏の物まねでニュースを読み、インターネット上で「やり過ぎだ」と批判を浴びた。 問題となった女性アナウンサーは、夜のニュース番組に登場。ピンク色の民族服・チマチョゴリに身を包み、髪を結い上げた様子は北朝鮮のリ氏そっくり。韓国語であいさつし、ニュースを読み始めたところ、いきなり台湾なまりに。これを見た視聴者からネット上に「やり過ぎだ」「視聴者をばかにしている」「救いようがない」などの非難が殺到した。 同局ではこれまで、アナウンサーが農民、声楽家、歴史上の人物、選挙候補者、屋台店主など、さまざまな人の格好にふんしてニュースを報道。しかし今回は金正日(キム・ジョンイル)総書記死去直後。視聴者もさすがに笑えなかったようだ。
李明博(イ・ミョンバク)大統領が20日午後2時から青瓦台(大統領府)で外交安保関係閣僚会議を開くことが分かった。 会議には金滉植(キム・ファンシク)首相、外交通商部の金星煥(キム・ソンファン)長官、統一部の柳佑益(リュ・ウイク)長官、国防部の金寛鎮(キム・グァンジン)長官、行政安全部の孟亨奎(メン・ヒョンギュ)長官、国家情報院の元世勲(ウォン・セフン)院長、河今烈(ハ・グムヨル)大統領室長、青瓦台の千英宇(チョン・ヨンウ)外交安保首席秘書官らが出席する。 金正日(キム・ジョンイル)総書記死去後の北朝鮮情勢や韓国内の世論、北朝鮮軍の動向などについて報告を受ける。また、金総書記の死に対し弔意を表すかどうかについての問題も議論する予定だ。 一方、韓国政府は、「非常勤務第4号」を発令。必要人力を待機させているほか、重要施設に対する警戒・警備を強化するなどの策を取っている。
国防部の金寛鎮(キム・グァンジン)長官は20日、キリスト教団体の要請に基づき最前線にある塔にクリスマスツリー型のイルミネーションを点灯する計画について、「現況を考慮すると、ふさわしくない」と見直す考えを表明した。金正日(キム・ジョンイル)総書記が死去したばかりの北朝鮮を刺激する必要はないと、政府が判断したようだ。 イルミネーション点灯は、西部戦線最北端の愛妓峰地域(京畿道金浦市)にある塔「愛妓峰燈塔」のほか、中部前線と東部前線の軍事境界線(MDL)に隣接する2カ所でも予定されていた。 これに対し、北朝鮮は「点灯されれば、予測できない事態が起こるだろう」と警告していた。
北朝鮮の朝鮮中央通信などは19日、金正日(キム・ジョンイル)総書記が17日午前8時30分、急病で死亡したと報じた。69歳だった。 金日成(キム・イルソン)主席の死後、1998年に国防委員長に再就任し、「金正日時代」が始まってから13年、1974年に後継者として決まってから37年で金正日政権の幕が下りた。 北朝鮮メディアはこの日、「全朝鮮労働党党員と人民軍兵、人民にとっての高喊」という発表文で、金総書記が17日に現地指導に向かう途中、専用列車の中で亡くなったと伝えた。死因について、重症急性心筋梗塞と心臓ショックのためだと発表。列車で外遊した際の肉体的過労も一因だとした。18日に解剖して詳しい死因を調べた。 北朝鮮は金総書記の三男で後継者の金正恩(キム・ジョンウン)氏を含む232人で葬儀委員会を構成した。北朝鮮メディアは正恩氏の名前を最初に言及し、葬儀委員長を務めることを示唆した。 葬儀委員会は金総書記の遺体を錦繍山記念宮殿に安置し、28日に平壌で告別式を行う予定だ。また、29日までを哀悼期間に定めた。追悼大会は29日に開く計画だが、葬儀委員会は「外国の弔意代表団は受け入れない」と伝えた。 17日に死去した北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記の主な足跡は以下の通り。 ▼1941年2月:白頭山密営で誕生。父は故金日成(キム・イルソン)主席、母は金正淑(キム・ジョンスク)氏
野田佳彦首相は19日、北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記の死去報道を受け、情報収集態勢の強化や不測の事態に備えて万全の態勢を取ることなどを指示した。政府は同日正午過ぎ、首相官邸の危機管理センターに官邸対策室を設置。同日午後1時から、首相官邸で緊急に安全保障会議(議長・野田首相)を招集し、情報の収集と今後の対応策の検討に入る。金総書記から三男金正恩氏への権力移行に伴う不安定化を警戒しており、外務省幹部は「関係国と協議しなければならない」と述べ、米国や韓国などと協議する考えを示した。 首相は19日昼、就任後初めて東京・新橋で街頭演説を行う予定で首相官邸から会場に向かったが、金総書記死亡の連絡を受け、街頭演説を中止し首相官邸に戻った。首相は官邸に戻った際に「今、そういう報道があったようなので、事実確認をするように指示している」と記者団に語った。首相は官邸に戻り、(1)北朝鮮の今後の動向について情報収集態勢を強化する(2)米国、韓国、中国など関係国と緊密に情報共有する(3)不測の事態に備え、万全の態勢をとる--の3点を指示した。 外務省内では、同日午前から北朝鮮で「重大放送」があるとの情報をつかみ、米国などとその内容について連絡を取り合っていた。しかし、金総書記の死去までは想定していなかったといい、担当する外務省幹部は報道直後「報道の範囲内しか情報はない。まずは情報収集と体制整備